朝日選書<br> 脳がないのにクラゲも眠る―生物に宿された「睡眠」の謎に迫る

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朝日選書
脳がないのにクラゲも眠る―生物に宿された「睡眠」の謎に迫る

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022631442
  • NDC分類 481.37
  • Cコード C0345

出版社内容情報

なぜ生物は眠るのか? 睡眠はこれまで脳の休息と考えられてきたが、脳がないクラゲも眠ることが発見され、睡眠は脳より先に進化したと考えられるようになってきた。分子生物学者の著者が最新研究をひもときながら、睡眠の謎に迫る。


【目次】

内容説明

生物はなぜ眠るのか―。睡眠はこれまで脳の休息に関係するものだと考えられてきたが、2017年に脳がないクラゲも眠ることが発見され、2020年には同じく脳がないヒドラも眠ることが発見された。これらの発見により睡眠は生物の進化の過程上、脳より先に宿されていたと考えるほうが自然になった。本書では、睡眠研究の歴史を振り返りつつ、睡眠を制御する概日リズム(体内時計)や時計遺伝子に関する最先端研究を紹介。概日リズムは神経細胞1個でも観察できることから、睡眠も近年、細胞1個の状態で決まると考えられ始めている。25年にわたり睡眠を研究してきた分子生物学者の著者が、さまざまな生物の睡眠を挙げ、最新研究の成果をふまえつつ、睡眠の起源やヒトの睡眠の謎に迫っていく。

目次

第1章 睡眠は脳より先に進化した?―次々に発見される生物たちの睡眠
第2章 睡眠研究の歴史と睡眠の意義
第3章 概日リズムの仕組み
第4章 睡眠の恒常性維持機構と概日リズム
第5章 オレキシン発見からナルコレプシーの解明へ
第6章 睡眠・覚醒制御の新しい仮説
第7章 生物の進化の歴史と睡眠の起源
第8章 睡眠・覚醒と無意識・意識との関係

著者等紹介

粂和彦[クメカズヒコ]
1962年愛知県生まれ。名古屋市立大学大学院薬学研究科教授。分子生物学者・医師(日本睡眠学会睡眠医療指導医)。東海高校・東京大学医学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。立川相互病院研修医、東京大学助手、ハーバード大学研究員、タフツ大学研究員、熊本大学発生医学研究所准教授を経て現職。概日リズムと睡眠の制御機構を研究。睡眠障害診療も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

16
線虫やヒドラまでとなると、皆眠りてである。渡り鳥もであるし、半球睡眠やマイクロ・スリープなんてものまである。つまり、眠りは必要だということだ。扁桃体が活性化するから悪夢はつきものなど、役に立つ知見がいっぱい。2026/03/22

y

3
タイトルに惹かれて読みましたが、予想以上に面白かったです。 睡眠の話だけでなく意識の話もあり、なるほど睡眠って脳だけではないのだなーと驚きでした。 一度学んでいるからなのか、著者の説明が上手いのかは定かではありませんが、トノーニの統合情報理論がすんなりわかりました。2026/03/18

黒胡麻

1
人間などの哺乳類では覚醒と睡眠は脳幹で制御され、睡眠中に脳内の老廃物の除去や記憶の定着が進められる。そこから睡眠は脳に関わる現象だと考えられてきた。しかし最近の研究では昆虫やタコどころか脳を持たないクラゲやヒドラさえ睡眠することが分かってきた。実験で眠りを断たれたマウスは死に至るが、そもそもなぜ生物は眠る必要があるのかさえよく分かっていないらしい。著者によると生物ごとに睡眠の役割が異なっているかもしれないという。いっけん単純そうに見えて睡眠とは一筋縄でいかない現象だと思った。2026/03/21

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