出版社内容情報
「人生の折り返し」や「人口増減」「争いごと」「うわさの拡散」「恋愛」など、日常におけるテーマについて、数学で求めるとどうなるのか――。いつもと少し違った視点で世の中を見ると、当たり前と思っていたことが、実はそうではなかったり、逆に奇異に見えていたものが当然のことに思えてきたりするもの。いつもと少し違った視点から物事を俯瞰してみると、面白い発見があるかもしれません。
解の求め方には、主に「微分方程式」を用います。微分方程式は、現在では高校でも扱わず、理工系の大学に進んだ人だけが知る数学です。学校の数学がボトムアップ式ですべてを積み上げていく必要があるのに対し、本書ではトップダウン式で数学の面白さを伝えます。
式の解き方を知る必要はなく、問題を解くプロセスを読むだけでOK。学校の数学ではない数学世界への入門書にもなる1冊。
〈目次〉
第1章 人間の感覚を数学する
第2章 読んでわかる微分方程式入門
第3章 人間社会を数学する
第4章 人間関係を数学する
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
BluesGilimeno
0
微分方程式で説明できるのは面白い。人生において興味深いことがらを数式で表現することで、そのことがらに対する理解が深まるだろう。しかし、数式で表現することは簡単ではない。納得のいく理屈を作り、数式に落とすことが必要だ。その点、この本で取り上げる内容は、納得のいかないことが多い。ジャネの法則は、本当に成り立つのか。また100人の中から結婚相手をえらぶ、海辺の1000人の美女からデートする相手を選ぶ、など、そもそも興味がわかない問題や、問題の意味がわかりにくい例も多い。ただ、こういう考え方は、面白くて好きだ。2025/11/24




