中公新書ラクレ<br> 名門高校はここが違う

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中公新書ラクレ
名門高校はここが違う

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  • サイズ 新書判/ページ数 285p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506610
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C1237

出版社内容情報

優秀なリーダーたちを輩出する名門高校は、いったいどんなところ? 全国19校とその卒業生への取材を通し、データやランキングからは見えない“校風”をあぶり出す。





雑誌『中央公論』連載「名門高校 俊英の軌跡」(2017年1月号~2018年12月号)の書籍化。


<本書で紹介する「名門高校」(目次)>


開成高校/日比谷高校/麻布高校/北野高校/灘高校/札幌南高校/盛岡第一高校/仙台第二高校/秋田高校/新潟高校/武蔵高校/県立千葉高校/旭丘高校/洛星高校/修道高校/松山東高校/修猷館高校/佐賀西高校/ラ・サール高校


<座談会>


「名門高校」が輝き続ける理由 - 伝統と革新が優秀な生徒を育む


・柳沢幸雄(開成中学校・高等学校校長)


・杉山賢純(愛知県立旭丘高等学校校長)


・石原賢一(駿台教育研究所 部長)

内容説明

優秀なリーダーたちを輩出する高校は、いったいどんなところ?本書では、長きにわたり優秀な人材を輩出している、いわゆる“名門高校”19校の卒業生たちを取材。偏差値や東大進学者数ランキングなどのデータには表れない、“校風”をあぶり出した。学校行事の思い出や、強く印象に残っている授業など、具体的なエピソードから浮かんでくる名門高校の姿とは。そして、“名門高校”であり続ける理由とは?

目次

開成高校―超進学校のエッセンスは行事にあり
日比谷高校―公立ナンバーワン校のリベラルな伝統
麻布高校―才能を引き出した、個性的な教師たち
北野高校―体育にも全力で取り組む、大阪一の進学校
灘高校―スパルタ時代を乗り超えた“西の雄”
札幌南高校―大志を抱くエリートたち
盛岡第一高校―古豪の名物、弊衣破帽の応援団
仙台第二高校―共学化を経ても受け継がれるバンカラ
秋田高校―東北で最も古い“丘の上の高校”
新潟高校―自立を重んじる精神を育むもの
武蔵高校―答えのない問題に立ち向かえる生徒を
県立千葉高校―何でも挑戦させてくれる環境
旭丘高校―懐の深さが生んだ、多様性
洛星高校―京都随一の進学校にある、大らかさ
修道高校―学業はしっかり、部活もしっかり
松山東高校―俳句の町に引き継がれる、歴史と言葉
修猷館高校―藩校の流れを汲む、古き良き蓄積
佐賀西高校―ひときわ強い、母校愛と郷土愛
ラ・サール高校―寮生活で育んだ強い絆
座談会 “名門高校”が輝き続ける理由

著者等紹介

永井隆[ナガイタカシ]
ジャーナリスト。1958年群馬県生まれ。明治大学卒業。東京タイムズ記者を経て、92年フリーとして独立。現在、雑誌や新聞、ウェブで取材執筆活動をおこなう傍ら、テレビ、ラジオのコメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

17
2019年7月の本。地元の名門高や昔の仲間が出た学校が載っていたので手にした。「中央公論」に連載された「名門高校 俊英の軌跡」を編集。そんな感じがした。2022/01/29

nagata

2
名門校って、厳しい競争をくぐってきたツワモノ揃いだから、好きなことができるのだろう。そうでなければ、同じ点数・競争圧力のもとでハンデを克服すべく勉強三昧にならざるを得ないだろうし。それにしても「理念」「校訓」よりも「校風」の方がさり気ない感じ。2021/01/10

やま

1
面白いのだが、次元が違いすぎて別世界のことのように感じてしまう。自由な校風が本当の意味での頭の良さを育てるというのが趣旨らしいが、元々の頭が良いから自由な校風でも成長できる面があるのではなかろうか。俺には判断し難い。2019/08/15

Shinya Fukuda

0
名門と呼ばれる高校は押し並べて自由で先生も生徒を信用して締め付けることはない。そして生徒は部活や文化祭に熱心に取り組む。これが強い個人を作るもとになり将来に生きてくる。エリートが自らの体験を元にこんな環境を作り出そうとして編み出したのがゆとり教育だと思う。しかし前提が欠落しているのだ。名門校は出来る子が入ってくる。先生も大学で教えられるほど一流。だから可能なのだ。エリートはわかっていない。私含め大多数の高校生は勉強もわからないし、部活もしない、それで遊ぶでもなしどうしようもない奴らばかり。わかっていない。2020/03/16

コホーー

0
長きにわたり各界に優秀な人材を輩出している名門高校19校のOBに取材し、各々の校風を取上げた本書。基本的に開成や灘など高学歴校ばかりだが、その多くは、自由で、生徒を尊重し、学業のみならず部活や文化祭・体育祭といった学校行事など、生徒が何かに熱中できる環境があった。結論として、名門校とは、生徒が社会変化に柔軟に対応できる強い個人として巣立つことの出来る学校ではないか。また、強い個人として生きる力を身につけさせるための何かを名門校は伝統としてもっている。それこそがデータに表れない校風なのではないか、とのこと。2019/09/22

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