中公新書ラクレ<br> 役人道入門―組織人のためのメソッド (新装版)

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中公新書ラクレ
役人道入門―組織人のためのメソッド (新装版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 293p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506375
  • NDC分類 317.3
  • Cコード C1237

出版社内容情報

公文書を巡る不祥事が相次ぎ、財務省や文科省など「官」への信頼が失墜している。成熟した政と官のあり方、あるべき官僚の姿とは? 「官僚組織のリーダーが判断を誤ればその影響は広く国民に及ぶ」。34年間役人をつとめた財務官僚による警世と愛惜の書を新装版で緊急出版!


文章の書き方から、国内外での交渉術、上司への仕え方や部下への接し方、人事の心得、心身の健康維持まで――。著者の経験をふんだんに盛り込みながら紹介される具体的なノウハウは、リーダーの育成を心がけている指導者の地位にある人やリーダーとなるべく努力をしている若手など、組織に身を置くあらゆる人に有効な方策となる。

久保田勇夫[クボタイサオ]
著・文・その他

内容説明

中央官庁で不祥事が相次ぎ、「官」への信用が失墜している。あるべき役人の姿、成熟した政と官のあり方、役人とは何か?答えはすべてここにある。「官僚組織のリーダーが判断を誤ればその影響は広く国民に及ぶ」。34年間奉職した財務官僚による渾身の書を緊急復刊!著者の経験がふんだんに盛り込まれた具体的なノウハウは、指導者の地位にある人やリーダーとなるべく努力をしている若手など、組織に身を置くあらゆる人に有効な方策となる。

目次

第1章 文章編
第2章 交渉編
第3章 組織編
第4章 人事編
第5章 健康編
第6章 世界の役人たち

著者等紹介

久保田勇夫[クボタイサオ]
1942年生まれ。福岡県出身。66年、東京大学法学部卒業、大蔵省(現・財務省)入省。69年、オックスフォード大学経済学修士。課長補佐時代は税制改正、財政投融資計画、省内調整など国内の仕事を多く手がける。83年、財務官室長に就任し、以降、国際舞台でも活躍。サミット、G5、G7などの国際金融交渉にかかわり、議長として95年の日米金融協議をまとめる。国際金融局次長、関税局長を経て国土事務次官を最後に2000年に退官。都市基盤整備公団副総裁などを経て、現在、西日本シティ銀行会長および西日本フィナンシャルホールディングス会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

56
僕がこの本で思ったのは2つ。1つは、まず役人道とあるが、何かそれ以外の職業と大差あるのか?あるとしたら次に挙げる点から端を発する点だけで、後は大差ないのではないか?そしてそのもう1つとは、それぞれのプロセスにおいて組織として事態を判断し、その決断に従って組織として行動していくことである、という点。ここに個々人の裁量、所謂スタンドプレー的なことは挟まれない。対行政交渉や協議等も多く、1つの勉強と興味として書店にて手にした本だが、この両点とも諸事知り得た復刊に納得出来た一冊であった。2018/12/24

kawa

35
著者は霞ヶ関の元キャリア官僚。佐藤優氏推薦というカバーにもつられて購入。文書や交渉術等、成る程と思う記述、民間人でも役立つ良書で、若いうちに巡り会いたかったと思わせる内容。役人の多くが、著者のようなスキルや志しを持って働いているわけではない。霞ヶ関方面等の一部の役人との但し書きが必要かも。よく批判される官の縦割りの弊害について、著者はそんなことは無いとしている。無いことを証明をすることの難しさを承知の上で言えば、個別の具体例を記述していただければ、より説得力が高まったように思う。2019/01/13

hatayan

26
旧大蔵省で税制改正の実務などに深く関わったキャリア官僚が仕事術を語る一冊。公務員はプロであり優れた判断をできるリーダーは経験と時間をかけないと育たない、という考え方を基本とします。 真の実力者が役職の上にある者とは必ずしも限らないこと、上司は部下に対して不満があっても背後の事情を慮ると100%は口に出しては言えないこと、自分の手に負えなくなったときに頼れるよう上司には適宜相談をしながら進めるべきだが頻度の兼ね合いが難しいこと。人間関係の機微に触れた「交渉編」と「組織編」の章が生々しく読み応えがありました。2018/12/29

とみやん📖

12
著者の久保田勇夫(くぼたいさお)さんは、元大蔵省のキャリア官僚で2000年に国交省の事務次官で退官された方。国家の礎を担う官僚の役割は極めて重要でありながら軽んじられていることを心配されて書かれた本。残念ながらその傾向は20年が経過し益々強まっていると思う。しかもそれは世界的な傾向のようだ。 文章、交渉、組織、人事、健康(+世界の公務員比較)について丁寧に後進へ助言するように知見を披瀝されている。恐らくこの方は文章の技術や国際交渉は達人なのだろうと思った。とても常人が真似できるレベルではない。2024/05/06

あお

6
仕事用読書。国家公務員に関することがほとんどで、地方公務員にはピンとこない部分が多い。仕事への向き合い方、求められる能力、仕事の方法など、何から何まで違うなぁと知ったことは収穫かも。交渉に関するところは少し参考になる。2020/09/02

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