内容説明
なぜ名門中高一貫校は、才能を伸ばせるのか?難しい思春期を上手に乗り越える知恵とは?伝統の上に創造を加えて進化し続ける独自のノウハウを、両校の校長先生が大公開。「アタマが良いとはどんなこと?」「友人、先生との関わりから何を学ぶか」など、素朴で本質な25問50答。
目次
第1章 学校
第2章 勉強
第3章 人間関係
第4章 大学受験
第5章 家庭生活
第6章 対談 “ギフト”(天賊の才)を伸ばす教育とは?
著者等紹介
柳沢幸雄[ヤナギサワユキオ]
開成中学校・高等学校校長。東京大学名誉教授。工学博士。1947年、千葉県生まれ。開成中学・高校出身。81年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。ハーバード大学大学院准教授・併任教授、東京大学大学院教授を経て2011年から現職
和田孫博[ワダマゴヒロ]
灘中学校・高等学校校長。1952年、大阪生まれ。灘中学校・高等学校出身。76年、京都大学文学部文学科(英語英文学専攻)卒業。同年、母校に英語科教諭として就職。中学高校の野球部の監督・部長を務める。2007年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Megumi Odajima
7
「 」内の文言はともかく、思春期男子を伸ばすコツ、勉強になりました!一番参考になり実行すべきなのは・・・親の子離れw 突き放すのではなく自立・自律を身に付けられるようサポートすること。わかってるけどうまくできない、これこそ子育ての醍醐味かもしれませぬ。その他の章は自分が仕事をするうえで取り入れたいことが多かった。「学問とはそれ自体が尊いものではない。学べ学べ、学んだすべてのものを世の人のために尽くしてこそ価値がある」=「きちんとした仕事をして、その対価として報酬を受け取ること」ん~、沁みる!頑張ります。2014/07/31
陸奥☆独り旅
3
多感な13~18歳の思春期の子を育てるにあたっての、基本的な「考え方」を両氏が語る。中高一貫校のメリット、男子校の良さ、米国の大学に直接進学することの是非、リーダーシップ教育とは何か、親としての接し方まで話題は多岐にわたる。特に開成の榊原校長の回答は、東大・ハーバードで研究し、教鞭をとった経験に裏打ちされており、説得力に満ちる。普通の子を、まともな大人にするためには、親が勉強しなければならない。「どのような大人をつくるべきか」「そのために大切なことは何か」。正しいビジョンを持った両氏から学ぶことは多い。2014/06/04
Ayako M
3
塾で働く者として、また母として、非常に興味深く読みました。子どもたちには、勉強だけしか出来ない大人になって欲しくないですね、出来るにこしたことはありませんが。開成の先生がおっしゃっているように、人生の中で、職業人として過ごす時間は非常に長い、どんな職業につきたいのか、その為の準備が学生時代なのだな、と改めて思いました。2014/06/04
くるん
2
読んでよかった!開成も灘も縁が無い学校だと思っていたけど、近くて行ける学力があるなら是非行かせたい学校だと思った。生徒の自主性を大切にするところが、娘が行く地元の公立高校と同じで、娘も良い学校に行けて良かった〜と感じた。2018/04/28
ねええちゃんvol.2
2
★★★★ ムスコをもつ親の本。子供の中学入試は親の卒業式。少人数教育が良いというわけではない、30人を超えると70人まで同じ。2対1の法則:子どもに2しゃべらせる、親は1。高校卒業時に親ができることのほとんどすべてができるように。2014/08/03