中公新書ラクレ<br> 原発論議はなぜ不毛なのか

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中公新書ラクレ
原発論議はなぜ不毛なのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 293p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504586
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C1236

出版社内容情報

代替エネルギーなら良いのか? 脱原発デモが見落としているものは? イデオロギー対立を乗り越える知恵は? 3・11後の論点を徹底検証

内容説明

代替エネルギーなら、リスクはないのか?原発立地自治体の経済構造を、どう考えるべきか?「再稼働か脱原発か」の対立で、両者が見落としているものは何か?3・11後、その独自の分析で高い評価を得た著者が、イデオロギー的に偏らない視座で、原発論議の本質を捉え直す。

目次

第1部 スイシンvs.ハンタイの構造―原発論争の語り口1
第2部 原発報道論―原発論争の語り口2
第3部 自然エネルギー論の落とし穴―原発論争の語り口3
第4部 ポスト3・11のための書評・映画評
第5部 原発時評クロニクル―2011・3~2013・3
終章 個人的な経験から公的な議論へ―3・11からの2年間を振り返る

著者等紹介

武田徹[タケダトオル]
1958年生まれ。ジャーナリスト・評論家。恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(メディア社会学)。国際基督教大学教養学部卒、同大学大学院比較文化研究科修了。メディアと社会の相関領域を主な対象とし、批評的・分析的な同時代ルポルタージュを数多く執筆するとともに、法政大学、東京都立大学、東京大学などでメディア、ジャーナリズム教育に携わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

3
「清浄と汚染こそが生命」という主張は分からなくもない。ただ全体的に展開が弱いのではないか。2014/03/13

タイコウチ

1
科学技術を人類の原罪として引き受けること。脱原発は、戦後日本が原子力を受け入れてきた歴史を直視し、地方/中央の社会経済格差を解決できなければ不可能である。この2点が変奏として繰り返し説かれる。市民社会の成熟を希求していることがわかるが、そのために倫理的な矜持を求める姿勢は、finalventさんにも通じるキリスト教的なものを感じる(二人ともICU出身)。納得するところもあるが、ナウシカやチョムスキーに自らを重ねるあたり、ちょっと硬直したヒロイズムの匂いも。推進派にも脱原発派にも、残念ながら届きにくい本。2013/07/20

Mao

1
突っ込みどころ満載。 著者と上村英明氏との論戦が長く引用されていますが、どう考えても上村氏の論に賛成。2013/06/29

bittersweet symphony

0
武田徹(1958-)さんはジャーナリスト・評論家、本書は福島第一原子力発電所事故からの概ね2年間に武田さんが各媒体に発表した文章をまとめたもの。  彼の従前からのスタンスどおり、キャッチフレーズに象徴化されてしまうような安易なドグマに陥らない、過去の経緯も含めた現状の厳密な認識とそれを改善していくための方策を探る内容。結果、原発に関しては反対派からも推進派からも批判される立ち位置になってしまう訳ですが、個人的にはその立ち位置に共感できる一人ですね。 2014/03/11

bas

0
中々面白かった。とにかく現実にベタ足つけてるんで、どっちからも嫌われるだろうなあ、とも 2014/05/18

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