出版社内容情報
西村京太郎[]
著・文・その他
内容説明
阪急梅田駅では、三路線の列車が同時に発車する。写真家菊地がそれを撮影に訪れた夜、旧友の木内えりかが六甲駅ホームから転落。殺人だった。彼女の祖父宏栄は、戦中に阪急の顧問弁護士で、社長の小林一三や吉田茂、石原莞爾と交流。終戦前に和平を訴えて政府を批判し、獄死した。えりかは宏栄の本を出版しようとしていたという。十津川はこれこそが事件の鍵と睨むが!?
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京生まれ。数々の職業を経て、創作活動に。63年「歪んだ朝」でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞など各賞を受賞。本書をはじめ、国民的名探偵十津川警部の活躍を描くシリーズでは、第四回吉川英治文庫賞を受賞した。2022年3月惜しまれつつ逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドットジェピー
5
面白かったです2022/09/10
⭐︎治栄⭐︎
4
久しぶりに西村京太郎さん作品を読んだが、タイトルともマッチしてないし、二度も三度も同じ記述があり惰性で読み終えた感あり。混乱の戦後史の勉強にはなったが、絶対に再読はしないので図書館にでも寄贈することにしよう。2023/09/28
太陽の塔
3
西村京太郎さん初めて読みました。タイトルでのジャケ買いです。 人気のある作家さんなので楽しみに読みました。 が、思ってたのと違う… 戦中、戦後の話は面白くはなくはなかったが… なにぶん、タイトルに騙された。いや、タイトル嘘はついていないけど笑2022/11/28
ペンギン
3
タイトルに殺人事件と銘打っているものの、いわゆるミステリー的な犯人が誰かとか謎解きの要素は皆無。ほぼ戦時中の話にばかりページが割かれていて、もはやミステリーの要素はない。多分、著者は戦争への史観を込めたかったのだろう。小説なのに日本史の勉強ができるところはよかったのかも。台詞は同じことの繰り返しが多く、それを省けば多分2/3程度のボリュームになったはず。2022/10/05
コノヒト
2
復唱するかのように同じことを二度、三度、繰り返して書いている箇所が目について、くどくどしいと思った。いわゆる、"説明台詞"が多いと思った。2022/09/30
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