中公新書ラクレ
マニラ保険金殺人事件

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503183
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C1295

出版社内容情報

ロス疑惑とともに保険金殺人事件の双璧としてマスコミの話題を集めた幼児性夢想型の犯罪。出所後の主犯の姿も追い、全貌を明らに

内容説明

「ロス疑惑」とともに保険金殺人事件の双璧としてマスコミの話題を集めた「幼児性夢想型」の犯罪。本書は事件の全貌を明らかにしながら、刑期後の主犯の姿も追って特異な人間性に迫る。

目次

第1章 ゲーム感覚
第2章 犯人グループ
第3章 マニラ
第4章 殺人
第5章 動き出すマスコミ
第6章 完落ち
第7章 捜査本部
第8章 独居房
終章 人生の皮肉

著者等紹介

井上安正[イノウエヤスマサ]
1944年、栃木県生まれ。読売新聞社社会部で長年、事件を取材。東北総局勤務時代には「弘前大学教授夫人殺し」の真犯人のインタビューという大スクープをあげたことでも知られている。日本新聞協会賞、菊池寛賞受賞。読売新聞社社会部部長などを経て、現在、報知新聞顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりん

2
すべてにおいて浅いというか…バブル時代をそのまま殺人事件で表現したらこんな感じになりましたって感じ。保険金殺人という言葉が似つかわしくないライトさ。でも、犯人と事件当時新聞記者だった著者との間に信頼関係がうまれて、自首する前に警察より先に全てを打ち明けるシーンはドラマみたいで一気に引きこまれた。2012/12/03

うたまる

1
1986年に起こったマニラ保険金殺人事件のノンフィクション。時期的にロス疑惑と近く、海外での保険金目的の殺人という類似点から、共に語られることが多い有名な事件。さて、その犯人像だが、既視感ありまくり。話題があっちこっち飛び一方的に話し続ける点。特定分野の記憶力が優れている点。人の気持ちを斟酌する能力が低い点。食事や訴訟など同じことに執着する点。何度教えられてもネクタイの締め方が覚えられない点。うん、発達障害だろうね。事件物を読んでると高確率で遭遇する。本人と社会のため、とにかく早期発見とSSTを頼むよ。2016/06/29

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