中公新書<br> ベルリン・フィル―栄光と苦闘の150年史

個数:
電子版価格
¥1,155
  • 電子版あり

中公新書
ベルリン・フィル―栄光と苦闘の150年史

  • ウェブストアに86冊在庫がございます。(2025年06月25日 06時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028563
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C1222

出版社内容情報

巨匠フルトヴェングラーや帝王カラヤンが歴代指揮者に名を連ね、世界最高峰のオーケストラと称されるベルリン・フィルハーモニー。1882年に創設され、ナチ政権下で地位を確立。敗戦後はソ連・アメリカに「利用」されつつも、幅広い柔軟な音楽性を築き、数々の名演を生んできた。なぜ世界中の人々を魅了し、権力中枢をも惹きつけたのか。150年の「裏面」ドイツ史に耳をすまし、社会にとって音楽とは何かを問う。

内容説明

巨匠フルトヴェングラーや帝王カラヤンが歴代指揮者に名を連ね、世界最高峰のオーケストラと称されるベルリン・フィルハーモニー。1882年に創設され、ナチ政権下で地位を確立。敗戦後はソ連・アメリカに「利用」されつつも、幅広い柔軟な音楽性を築き、数々の名演を生んできた。なぜ世界中の人々を魅了し、権力中枢をも惹きつけたのか。150年の「裏面」ドイツ史に耳をすまし、社会にとって音楽とは何かを問う。

目次

第1章 誕生期―市民のためのオーケストラとして
第2章 拡大期―財政危機から国際化へ
第3章 爛熟期―ナチとベルリン・フィル
第4章 再建期―戦後の「再出発」
第5章 成熟期―冷戦と商業主義の中で
第6章 変革期―「独裁制」から「民主制」へ
第7章 模索期―新しい時代のオーケストラとは何か
終章 ベルリン・フィルの歴史から見えてくること

著者等紹介

芝崎祐典[シバザキユウスケ]
1970年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。早稲田大学政治学研究科修士課程修了、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。筑波大学准教授などを経て、中央大学大学院法学研究科非常勤講師。成城大学文芸学部非常勤講師などを兼任。専門は国際関係史、冷戦史、政治と芸術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Decoy

3
“世界最高のオーケストラ”の150年史の概説。中心となる切り口は、歴史と指揮者。著者の専門が国際関係史ということで、前者の視点が興味深い。ドイツの中心都市に生まれたことと、才能ある指揮者に率いてもらえたことが、特別な存在になることのできた理由であろう。レオ・ボルヒャルトの果たした役割が、これまでのどの読み物より理解できた。アバド時代とラトル時代の評価が定まるのは、これからのようだ…。2025/06/14

manabukimoto

3
1945年5月26日、「戦後」初のベルリンフィルの公演が空襲を逃れた映画館で開催される。ユダヤ系の作曲家メンデルスゾーンの真夏の夜の夢序曲。ヒトラーの自死が4月30日、もうこの時点でドイツは戦後なんだと、しみじみ。 帝国主義で領土拡張、ナチスから団員は兵役免除され、挙げ句の果ては指揮者フルト・ベングラーはスイスに自分だけ亡命。第二次大戦敗戦後は東西冷戦の最中「西側」の象徴としてアメリカの庇護の元、カラヤンに率いられ発展を維持。 一流を維持するために必要なのは金と権力。 2025/05/23

歴史家になりたい元史学徒の会社員

2
「分かりやすかった」というのが最初の印象である。「あとがき」にもあるが、過度に指揮者や政治家の活躍に焦点が当たるわけではなく、指揮者・団員・聴衆・権力者の相互の関わりのなかでどのようにベルリン・フィルが成長してきたかを描き出す。やはり興味深いのは、150年間を通じて、ベルリン・フィル自体がその魅力を理解し、政治権力と渡り合ってきたということだろう。小さかった楽団は、時代時代の波に乗り、「ドイツの音楽」を体現する存在へと成長した。そこには、資金難や指揮者との確執、政治権力との関係など波乱尽くしの歴史がある。2025/05/31

ぷろヴぃそ

2
国際政治学者による、BPOを中心に据えたドイツ現代史。音楽監督だけではなく支配人の存在も大きいこと、また他のオケと比べても慢性的財政難に悩んでいたことが意外。毀誉褒貶あっても芸術的価値は絶対的。2025/05/31

伊達者

1
歴史学者が自らの趣味であるクラシック音楽のベルリン・フィルについて通史としてまとめた新書。コロナ下で書いたもので情熱に任せてこの倍の原稿を書いたというがあくまでし中公新書の依頼によるとのこと。ベルリン・フィルへの敬愛を秘めながらオケが苦労してきた財政面に特に目配りしながら世界最高峰かつビジネス面も最先端を切り開いてきたオーケストラについて幅広い知識が得られる。1988年のカラヤン最後の来日公演の模様はおそらく著者が耳にした感動と緊張の風景であろう。日本との関わりに別に章を立てても良かったのではないか。2025/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22610533
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品