中公新書<br> 日本政治学史―丸山眞男からジェンダー論、実験政治学まで

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中公新書
日本政治学史―丸山眞男からジェンダー論、実験政治学まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 312p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028372
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C1231

出版社内容情報

本書は、日本における「科学としての政治学」の軌跡をたどる。
学会を創設し、行動論を徐々に受容する一方、マルクス主義の成果を一部摂取しながら、時代とともに変貌していく様子を描く。
その歴史を丸山眞男、升味準之輔、京極純一、『レヴァイアサン』グループ、佐藤誠三郎などの研究成果を踏まえながら論じる。
さらに、政治改革、ジェンダー研究、実験政治学など具体的な論点も照らし、その見取り図を示す。

内容説明

「科学としての政治学」は、どのよう道程をたどったのか―。本書は、敗戦直後に学会を創り、行動論やマルクス主義の成果を摂取した政治学が、先進国化する日本でいかに変貌してきたのかを描く。丸山眞男、升味準之輔、京極純一、レヴァイアサン・グループ、佐藤誠三郎、佐々木毅などの業績に光を当て、さらにジェンダー研究、実験政治学といった新たに生まれた潮流まで追う。欧米とは異なる軌跡を照らし、その行方を探る。

目次

序章 本書の方法
第1章 民主化を調べる―占領から逆コースまで
第2章 英雄時代―講和独立から高度成長期へ
第3章 近代政治学の低迷と挑戦者―豊かな社会の到来
第4章 新しい流れ―一九八〇年代の断絶と連続
第5章 制度の改革―平成の時代へ
第6章 細分化の向かう先―二一世紀を迎えて
終章 何のための科学

著者等紹介

酒井大輔[サカイダイスケ]
1984年愛知県生まれ。名古屋大学法学部卒業。同大学院法学研究科修士課程修了。現在は国家公務員。専門は日本政治学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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逆丸カツハ

42
日本政治学の歴史。政治学は科学たりうるかというのはなかなか興味深い問題設定。マルクス主義との距離感が経済学とは異なっていて、そこも面白い。丸山眞男の影響の大きさを知る。2025/01/11

venturingbeyond

41
現代のポリティカル・サイエンスに至る戦後政治学史。叙述の中心は、日本政治(~史)・比較政治(~史)。規範と実証、価値と事実を峻別し、社会科学としての純化を図るため、前者と切り離された事実を明確にしようとする探究の変遷を、コンパクトかつ明晰にまとめた良書。90年代中頃に修士課程に在籍していた元政治学徒(こちらは規範理論専攻でしたが…)としては、土地勘もあり納得の叙述でした。学部・修士で受講していた堀江・鷲見・小林の御三方の名前も懐かしく、特に鷲見先生のエピソードは如何にもな話で、ニヤリとしてしまいました。2025/01/24

5
1920年代から現代に至る日本の政治学の歴史。「(政治学)の歴史は、私たちの社会が適切な反省の手がかりを手にしてきたのかの検討素材となる」(p.6)。科学としての政治学の紆余曲折・試行錯誤の道程がよく分かる。また(研究者としては当たり前なのだけど)、研究書を、それが置かれた文脈を理解して読むことの必要性を痛感した。 あと、学者と実際政治の関わり方(距離感)も重要なテーマとなっていて、なかなか考えさせられた。2024/12/25

山中鉄平

4
全く歯が立たず何が書いてあるのか殆ど記憶に残らなかった。日本の「政治学」は歴史は浅いが近年実際の政治に力を及ぼしているらしいというイメージが残った。私には縁遠いが「学」はとても重要だと思われるので政治家の人も目先の利益ばかり考え「学」を役に立たぬと遠ざけようとせず共に学んでいかれたら良いのかな、と思った。文中に大平正芳氏の名が見え(知り合いでもなんでもないが)懐かしく思った。政治学者と首相の生々しい関係を綴ったような軽い読み物が読みたくなった。2025/02/12

しじま・炎のラニーナchang

4
読んでよかった。政治学の潮流はさらっと頭に入れておきたい、というときに出た本で助かる。「権力構造」という語彙も登場しており、自身の研究にどう活かせるか、という感じ。2025/01/29

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