内容説明
新石器時代から青銅器時代への発展過程の上に、鉄器の普及による生産力の拡大からより社会発展が加速化する初期鉄器時代のあり方を広く東アジア全体で捉え、その統一性と特殊性を明らかにする。『東北アジアの初期農耕と弥生の起源』『東アジア青銅器時代の研究』に続く東アジア考古学研究の集大成。
目次
ユーラシア草原地帯の初期鉄器文化
中国大陸における初期鉄器文化
戦国式鏡の変遷と漢式鏡の成立
東周代燕国の東方進出
伝小郡出土東周式銅戈からみた東北アジアの国際関係
中国東北・朝鮮半島の甕棺墓
彩画鏡の変遷
夫余と沃沮の初期鉄器文化
楽浪系土器の変遷
遼東・山東系土器と楽浪系土器と北部九州
ベトナム漢墓からみた士燮政権
朝鮮半島における初期鉄器時代の始まりと展開
北部九州の弥生時代の鍛冶遺構
弥生時代の鍛冶と交易
東アジアの初期鉄器時代の始原と展開
著者等紹介
宮本一夫[ミヤモトカズオ]
1958年島根県松江市に生まれる。現在、九州大学大学院人文科学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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