中公新書<br> 台湾のデモクラシー―メディア、選挙、アメリカ

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中公新書
台湾のデモクラシー―メディア、選挙、アメリカ

  • 渡辺 将人【著】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 中央公論新社(2024/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 344p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028037
  • NDC分類 312.224
  • Cコード C1231

出版社内容情報

権威主義体制が長く続いた台湾。1996年に総統の直接選挙が始まり、2000年には国民党から民進党への政権交代が実現した。今や「民主主義指数」でアジア首位に立つ。中国の圧力に晒されながら、なぜ台湾の民主主義は強靭なのか。また弱点はどこにあるか。白熱する選挙キャンペーン、特異なメディア環境、多様な言語と文化の複雑さ、そしてあらゆる点で大きな影響を及ぼすアメリカとの関係に注目し、実態を解き明かす。

内容説明

権威主義体制が長く続いた台湾。1996年に総統の直接選挙が始まり、2000年には国民党から民進党への政権交代が実現した。今や「民主主義指数」でアジア首位に立つ。中国の圧力に晒されながら、なぜ台湾の民主主義は強靱なのか。また弱点はどこにあるか。白熱する選挙キャンペーン、特異なメディア環境、多様な言語と文化の複雑さ、そしてあらゆる点で大きな影響を及ぼすアメリカとの関係に注目し、実態を解き明かす。

目次

序章 危機のデモクラシー
第1章 激変した台湾イメージ
第2章 民主化の動力と白熱する選挙
第3章 ジャーナリズムと権力批判
第4章 政治広報と「世論」戦
第5章 言語と文化、多様性の政治学
第6章 在米タイワニーズとアイデンティティ
第7章 デジタル民主主義の光と影
終章 デモクラシーの未来図

著者等紹介

渡辺将人[ワタナベマサヒト]
1975年、東京都生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)。米下院議員事務所・上院選本部、テレビ東京報道局経済部、政治部記者などを経て、北海道大学大学院准教授。コロンビア大学、ジョージワシントン大学、台湾国立政治大学、ハーバード大学で客員研究員を歴任。2023年より慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授。専門はアメリカ政治。受賞歴に大平正芳記念賞、アメリカ学会斎藤眞賞ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kan

26
著者はアメリカ政治の専門家のイメージがあり、意外に思いながら手にしたが、著者ならではのアメリカ視点から台湾のメディアや政治を論じており大変興味深い。エピソード事例が多く、読み応えがあった。選挙キャンペーン演出のアメリカ化、台湾語の独自性と専門チャンネル、在外タイワニーズのアイデンティティと二重国籍の影響など、学ぶことが多かった。米国大学院留学中、台湾出身の同級生達は同郷意識が強い印象があり、アメリカ系・大陸系いずれのコミュニティにも属さず、独自の交友関係を築いていたが、その思いの背景を知れた。2025/01/01

kuroma831

21
去年のサントリー学芸賞受賞作。アメリカ政治の専門家としてメディア露出も多い渡辺将人による台湾政治本。なぜ台湾?と思ったが、筆者は米民主党の下院議員事務所や党本部選挙スタッフとしての勤務経験があり、アジア系移民の集票工作に携わった経験等も交え、台湾政治を包括的に語る。エピソード多めで非常に面白いが、やや論点が発散していて読みにくい面もあった。民主主義の優等生のような台湾について、民主化後の二大政党の対立、広報化する選挙戦略、多様なメディア、在米タイワニーズのアイデンティティ等、面白く読めた。2025/03/09

さとうしん

9
政治的な意図もあってか日本との関係ばかりが取り沙汰されがちな台湾論だが、本書はアメリカ政治学の専門家がアメリカ(文化)の影響という視点から台湾の民主主義を論じている点に特色がある。また在米華人の動向やSNSを通じた中国の影響にもかなりの紙幅を割いている。台湾国内で、苦慮しつつも原住民や客家の、特に言語面での多様性をできる限り認めようとしているのは、中国に対して台湾の独自性を訴える都合上そうせざるを得ないという面もあるのではないかと思うが。2024/05/24

金吾庄左ェ門

8
民主化したのは1990年代に入ってからなのに、猛スピードでそれを成し遂げた台湾。アメリカに倣い多様性に富んだエネルギッシュな国になる一方で、その中に根深い問題も抱えています。台湾に住む人達の民族や言語と言う問題。人口こそ圧倒的に少ないですがインドとも似ています。原住民テレビとかよくできたなと感心するくらいです。また一言に台湾と言っても、中華民国の事を指すのか新たに台湾共和国を目指すのかという問題も抱えています。 2024/09/15

穀雨

7
著者はアメリカ政治の専門家と思っていたが、台湾にもゆかりがあるようで、台湾の選挙やメディア事情、アメリカの台湾系コミュニティなどについて圧倒的な情報量で解説されている。しかし、初学者が読み通すには少々難しいようにも感じた。台湾では政治討論番組が盛んなものの、国際ニュースはほとんど好まれないというのは興味深かった。2024/09/23

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