中公新書<br> 刀伊の入寇―平安時代、最大の対外危機

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中公新書
刀伊の入寇―平安時代、最大の対外危機

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026552
  • NDC分類 210.38
  • Cコード C1221

出版社内容情報

藤原道長が栄華を極めていた時代、対馬・壱岐と北九州沿岸が突如、外敵に襲われた。千年前の日本が直面した危機を検証する。

内容説明

藤原道長が栄華の絶頂にあった一〇一九年、対馬・壱岐と北九州沿岸が突如、外敵に襲われた。東アジアの秩序が揺らぐ状況下、中国東北部の女真族(刀伊)が海賊化し、朝鮮半島を経て日本に侵攻したのだ。道長の甥で大宰府在任の藤原隆家は、有力武者を統率して奮闘。刀伊を撃退するも死傷者・拉致被害者は多数に上った。当時の軍制をふまえて、平安時代最大の対外危機を検証し、武士台頭以前の戦闘の実態を明らかにする。

目次

序章 海の日本史(異国文字の謎;女真文字の解明に向けて ほか)
第1章 女真・高麗、そして日本(東アジア地域の諸相;日本国の内と外 ほか)
第2章 刀伊来襲の衝撃(王朝の栄華と不安;刀伊来襲の予兆 ほか)
第3章 外交の危機と王朝武者(武力動員の特質;「ヤムゴトナキ武者」たちの来歴 ほか)
第4章 異賊侵攻の諸相(囚われ人の声を聞く;海禁と異域観 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

109
遣唐使が廃止され外交が失われていた平安後期の島国日本だからこそ許された幸福な時代だったためか、刀伊の入寇は歴史教科書でも僅かに言及される程度だ。しかし事件の背後には大陸での民族や国家の興亡があり、そこで発生した戦争の結果がバタフライ効果のように女真海賊の侵攻として現れた経緯が理解できる。一方で藤原道長を頂点とする都の中央政権は国際政治など考えてもおらず、その意味を全く理解できなかった。通信と交通手段が飛躍的に発達した今日も、日本人の意識はあまり変わっていない。外交と軍事を学ぶ歴史的必要性を考えさせられる。2021/11/20

みこ

48
こういう一冊の本としてまとまるのかというタイトルには逆に惹かれてしまう。日本史の授業の中でも歴史用語の一つとして言葉を丸暗記した程度の認識しかなかった事件を当時の東アジア情勢と国内の情勢を照らし合わせながら解説してくれる。清盛や頼朝が登場するのはこの100年以上も後のことだが、武士による地元の軍事防衛など中世の下地は既にこのころからあったようだ。規律を破って家族を助けるために動いた長峯諸近の熱い行動に胸が打たれる。2021/10/06

kk

38
今からちょうど千年ほど昔、はるばる満州くんだりから女真族が本邦九州北部に侵寇してきた「刀伊の入寇」。本書は、その国際関係的な背景や、迎え撃つ我が国軍制の時代的な特徴などを吟味しながら、この対外危機とそれへの対応が、古代から中世へと進む我が国の歩みの中で、どのように位置づけられるのか、どのような意味を持ったのかを論じています。比較的マイナーな事件を取り上げた、どちらかというと地味な本ですが、著者の問題意識の深さと眼差しの鋭さには大いに感心させられました。2021/10/11

MUNEKAZ

27
「刀伊の入寇」なんて史料無さすぎで新書一冊持たないのでは…と思ったが、9世紀の新羅海賊の襲来と比較することで、王朝国家から中世国家へ移り変わりを描いている。律令制に基づく軍事動員から、九州に下向した貴族の随兵と現地有力者の混成軍という変化は、中央集権国家の終焉と請負制を中心とする中世国家の胎動を感じさせる。事件の実態を追うというよりは、事件が示す社会の変化を巨視的に見ているのが面白い。しかし鎮圧を指揮した藤原隆家の子孫が、軍事貴族に発展しなかったのは不思議。腐っても摂関家。兵の道は目指さないということか。2022/07/31

マカロニ マカロン

27
個人の感想です:B。13世紀のモンゴル襲来以前にも日本への外国武力勢力の襲来があり、9~10世紀の新羅の入寇、そして1019年の刀伊の入寇だ。高校日本史の教科書では大陸情勢で契丹、高麗の建国の流れで脚注で触れられているだけで、私もすっかり忘れていた。「望月の世」を謳歌していた藤原道長の全盛期に衝撃を与えた。刀伊(女真族)の50槽の軍船で3000人規模の水軍が対馬、壱岐、博多を襲い400人近い死者、1300人近い拉致被害が出る事件で、道長の甥隆家の統率でや九州の有力武家の奮戦で撃退したその過程が興味深かった2021/11/22

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