中公新書<br> 米中対立―アメリカの戦略転換と分断される世界

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中公新書
米中対立―アメリカの戦略転換と分断される世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 308p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026507
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C1231

出版社内容情報

「中国は唯一の競争相手」――現職のアメリカ大統領がこう明言するように、近年、米中の対立は激化する一方である。貿易戦争、科学技術の流出と開発競争、香港・台湾問題……。米国の対中姿勢は関与・支援から対立へとなぜ変わったのか。大統領や国家主席が誰であれ、今後も対立が続くのか。一九七〇年代の国交回復から現在に至る米中関係をたどり、分断されていく世界のなかで、日本のとるべき針路を考える。

内容説明

「中国は唯一の競争相手」―バイデン米大統領がこう明言するように、近年、米中の角逐は激しさを増している。貿易戦争、科学技術開発競争、香港・台湾問題…。米国の対中姿勢は関与・支援から対立へとなぜ一変したのか。両国のリーダーが誰になろうとも、今後も対立が続き、緊張緩和はないのか。国交回復から現在まで、五〇年にわたる米中関係をたどり、分断が進む世界のなかで、日本のとるべき進路を考える。

目次

序章 米中対立とは何か
第1章 関与と支援―対中政策における主流派の形成
第2章 不確かなものへの恐怖―中国警戒論の胎動
第3章 高まる違和感―台頭する中国と出会ったオバマ政権
第4章 関与政策の否定へ―トランプ政権と中国
第5章 アメリカのなかの中国―関与と強硬姿勢、それぞれの原動力
第6章 米中対立をみつめる世界
第7章 今後の展望―米中対立はどこに向かうのか

著者等紹介

佐橋亮[サハシリョウ]
1978年(昭和53年)、東京都に生まれる。国際基督教大学卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。東京大学特任助教、オーストラリア国立大学博士研究員、スタンフォード大学客員准教授、神奈川大学教授を経て、2019年より東京大学東洋文化研究所准教授。専攻、国際政治学、東アジアの国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ばたやん@かみがた

101
《米国の真の「偉大さ」》この見出しはわざと挑発的に掲げています。それは、世界のGDPの4分の1を米国が産出していたり、諸大陸で軍事力を行使できる、あるいは高等教育機関ランキングの上位を独占する等のハード・ソフトに跨がるパワーを唯一有している超大国であるばかりではない。他国への外交政策を独自に制定でき、それを時代の潮流を見て自国の中で変えていくことができ、しかもその変化が相手国のみならず周辺国や同盟国に対して影響を及ぼすことのできる唯一の国であることを指してそう表現しているのです。(1/5)2021/12/05

巨峰

37
アメリカは自由主義・民主主義という価値観を信じているから、経済的に発展した国は、自分たちと同じ価値観を得ようとするという勘違いをしていたのだろう。2022/04/19

おせきはん

34
中国に対する期待と違和感の間で揺れ動いてきた米国の様子が丁寧に解説されています。経済的なつながりが強いため、両国の関係が短期間で破綻することはないでしょうが、両国関係は日本にも大きな影響があります。対中関係で考慮すべき主要な論点を確認できました。2021/08/24

yyrn

28
1979年の米中国交正常化以降、アメリカは中国に三つの期待(政治改革、市場化改革、国際社会への貢献)を寄せていたと教えられると、ああそういえば当時は、ソ連けん制の意味もあってアメリカの方から中国に接近し面倒をみてやろう、だから世界の工場としてせっせと稼げよという感じだったのだな。まさか経済力のみならず、軍備や科学技術力でもアメリカを脅かす日が来ようとは想像もしなかっただろう。中国支持は本気だったのか1998年でも当時のクリントン大統領は(台湾独立、二つの中国、台湾の国連加盟)の3つをNO!だと表明し、⇒2021/11/12

崩紫サロメ

26
20世紀後半以降の米中関係をアメリカの外交政策の視点から分析する。1979年米中国交正常化から間もない頃は、アメリカは中国の近代化に「関与」することに積極的で、それは天安門事件以降も変わらなかった。これはアメリカの圧倒的な優位を前提とした姿勢であったが、21世紀以降次第に中国の成長は警戒、緊張へと変わっていく。この対立を新しい「冷戦」と呼ぶことはせず、著者は「相手の行動に対して対話や協調よりも相手への反論や関係縮小のための政策を優先させる政治的不和を継続している状態」という(p.258)。2022/04/26

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