中公新書<br> 人類と病―国際政治から見る感染症と健康格差

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中公新書
人類と病―国際政治から見る感染症と健康格差

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025906
  • NDC分類 498
  • Cコード C1222

出版社内容情報

古くはペストやコレラ、現代でもエボラ出血熱や新型肺炎など、人類の歴史は病との闘いである。天然痘やポリオを根絶に導いた背景には、医療の進歩のみならず、国際協力の進展があった。しかし、マラリアはいまだ蔓延し、エイズ、SARS、エボラ出血熱、そして新型コロナウイルスなど、次々に新たな病が人類に襲いかかっている。喫煙や糖分のとりすぎによる生活習慣病も重い課題だ。人類の健康をめぐる苦闘の歴史をたどる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

30
本書は校正中に新型コロナウイルスの流行があり、それも踏まえて加筆されたという。二度の大戦における感染症、天然痘・ポリオ・マラリアの「根絶」事業、エイズから新型コロナウイルスまでの新たな脅威、そして生活習慣病対策の難しさを扱う。感染症対応には国際政治が影響するが、悪いことばかりではなかったと著者はいう。国際連盟を脱退した日本も国際連盟保健機関との協力を続けたし、冷戦期の米ソもポリオワクチン開発のために協力した。このように感染症の管理を通じて政治的な緊張を解くことが期待されてきたが、(→)2020/07/24

さとうしん

27
国際政治の文脈から見たWHO簡史。感染症対策だけでなく生活習慣病への対応なども話題にする。新型コロナウイルスへの対応ではWHOの政治的中立性が問われているが、本書ではそもそも冷戦時代には米ソの動きが感染症対策に強く影響したり、糖類摂取量ガイドライン制作時にアメリカが分担金の減額をちらつかせてWHOを脅したりするなど、大国が政治的にWHOに影響力を行使してきたこと、反面、WHOが大国の政治的影響力を利用して事業を展開してきたことを示している。中国のWHOへの影響力も、そのようなものとして評価できるだろう。2020/04/29

パトラッシュ

24
新型コロナのワクチンを巡り各国の争奪戦が激化する現在、国際政治学者の書いた人と感染症の関係史はタイムリーだ。政治経済的利害関係から検疫に積極派と消極派との対立は19世紀以来続き、WHO創設で国際保健協力の枠組みが誕生後も各国のプライドと思惑が衝突続きなのは日々報道されている。影響する範囲が大きい感染症の政治利用が図られる一方、貧困国の流行病は薬もないまま顧みられない。この現状を改善できる見込みがない以上、保健と政治の有効な協力体制こそ必要と著者は訴える。政治に絶望するか挑むべきか、読者を分ける重い1冊だ。2020/07/29

nishiyan

22
国際政治の視点から読み解くWHOの歩みと国際保健協力史。「感染症との戦い」から始まった国際保健協力の枠組みが「生活習慣病対策」へも範囲を広げ、「健康への権利」と結ぶ解説する構成はわかりやすかった。かつて国際連盟を脱退した日本が保健協力にはとどまり、連盟事務総長がこの点に注目したという指摘は興味深い。WHOは慢性的な財政不足に悩まされており、国際政治の文脈通りに大国の思惑に左右されるのは避けられない。またそれを利用して天然痘根絶事業などをおこなってきたのも事実。国際協力の枠組みが重要なのは動かないだろう。2020/05/22

neputa

22
WHOって何?過去の感染症と世界はどう向き合ってきたのか? 等々まったくの無知であることに気づき本書を手に取った。 内容は、中世におけるペスト・コレラから、現代にかけて、人類がいかに感染症と向き合ってきたか、その歴史を丹念に解説している。 読後、2020年は様々な意味で過去と同じことの繰り返しなのだと思う。また違いがあるとすれば、今回はリーダー的国家不在の中で新型感染症と対峙したことか。本書にもあったが国家単位で世界が協調する形は今回を機に変わっていくのかもしれない。 2020/05/09

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