中公新書<br> 物語 ポーランドの歴史―東欧の「大国」の苦難と再生

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物語 ポーランドの歴史―東欧の「大国」の苦難と再生

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024459
  • NDC分類 234.9
  • Cコード C1222

出版社内容情報

中世に隆盛を誇るもやがて衰退し、隣接諸国による領土分割で国の独立を失ったポーランド人。列強の狭間で翻弄され続けた歴史を辿る。

内容説明

十世紀に産声をあげたポーランド王国は、十四~十六世紀に隆盛を極めるが、王朝断絶後、衰退に向かう。十八世紀、ロシア・プロイセン・オーストリアによる分割で国家は消滅。第一次大戦後に束の間の独立を勝ち取るも、第二次大戦中にはドイツとソ連に再び国土を蹂躙された。冷戦下の社会主義時代を経て一九八九年に民主化を達成。潜在力を秘めた地域大国は今、どこへ向かうのか。栄光と悲運に彩られた国と民族の歴史。

目次

序章 王国の黎明期
第1章 中世の大国―ポーランド・リトアニア連合王国の隆盛
第2章 王制の終焉と国家消滅―露・普・墺によるポーランド分割
第3章 列強の支配と祖国解放運動―繰り返される民族蜂起
第4章 両大戦間期―束の間の独立とピウスツキ体制
第5章 ナチス・ドイツの侵攻と大戦勃発―亡命政府と地下国家の成立
第6章 ソ連による解放と大戦終結―ワルシャワ蜂起の功罪
第7章 社会主義政権時代―ソ連支配のくびきの下で
第8章 民主化運動と東欧改革―自主管理労組「連帯」とワレサ
終章 ポーランドはどこへ向かうのか

著者等紹介

渡辺克義[ワタナベカツヨシ]
1960年(昭和35年)、新潟県生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。東京都立大学大学院修士課程修了。東京大学大学院博士課程修了。ワルシャワ大学大学院修了(Ph.D.)。現在、山口県立大学教授。専門はポーランドの歴史と文化、ポーランド語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

49
物語 ポーランドの歴史 - 東欧の「大国」の苦難と再生。渡辺克義先生の著書。第二次世界大戦が始まったのはナチス・ドイツがポーランドに侵攻したことが直接のきっかけ。中世には隆盛を極めていて、歴史的にも重要なポーランド。でもポーランドの歴史について詳しく語れる日本人は多くないと思います。ポーランドの歴史を一から学べる良書。2018/12/11

molysk

44
中世から現代にかけてのポーランドの通史。中世はリトアニアと連合王国となり東欧の強国であったが、選挙王政の不安定さなどで勢力を弱め、18世紀末にロシア・プロイセン・オーストリアに分割されて消滅する。第一次大戦後に独立するも、第二次大戦でドイツに占領され、続くソ連の解放で冷戦下は共産圏に属する。ソ連崩壊後はEU加盟で経済発展を目指す。ドイツ・ロシアなどに挟まれ、自然の要害もないポーランドは、強国による蹂躙を受ける宿命にあった。独立を失っても、抵抗を繰り返す不屈の精神が、ポーランドの国民性といえるのではないか。2020/03/27

skunk_c

39
著者自身が認めているように、近現代、特に第2次世界大戦の頃については詳しく、また興味深かった。しかし特に18世紀末から100年以上続く消滅時代の前については、人の名前だらけでちょっと読むのがしんどかった。一方ソ連の影響下に入ったあとについては、政治的動向は何となく読み取れたけれど、社会制度や生活面については今ひとつだった。特にポーランドは農業の集団化をやらなかったはずなんだが、そのあたりの記述が全く見当たらない。一方章末のコラムは映画などを取り上げ面白かった。1国の通史をコンパクトにするのは難しいようだ。2017/11/13

もりやまたけよし

28
歴史の教科書に時たま登場するくらいの知識を補強する意味でポーランド史を読んだ。ナチスとソ連の時代だけでなくずっと抑圧されていたんですね。2023/02/16

かごむし

28
ドイツがソ連と不可侵条約を結んでポーランドに侵攻して第二次世界大戦が勃発したり、逆にソ連がポーランド人将校を大量に虐殺したカティンの森事件など、なんでこんなにひどい目に合うんだろうと歴史的に少し興味のある国ではあった。ポーランドの歴史は、近隣強国に引き裂かれた受難の歴史であり、こういっては不謹慎にあたるのかもしれないが、起伏に富んだ一国の歴史がそのまま面白い読み物となること自体が、珍しいことであると思った。知識不足を痛感したのは、アウシュビッツもワルシャワも、本書を読んでポーランドのことだと知ったこと。2018/09/14

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