出版社内容情報
iPS細胞、原子力発電、ゲノム解析に有人宇宙飛行。科学の諸分野で躍進する中国の実力は、本物か。現場とデータの双方から分析する
内容説明
国力増強の勢いを増し、政治や経済、あらゆる分野で日本を凌駕し始めた中国。では、自動車産業や電子・ロボット工学など、日本が世界をリードしている科学技術の分野ではどうか。本書では、スーパーコンピュータや原子力開発、iPS細胞など、近年注視されている六つの科学技術を取り上げ、中国の現状、日本との差異を分析した。中国は、世界“最強”の科学技術大国となりうるのか。その真の実力を探る
目次
序章 巨人の正体
第1章 スパコン「天河1A」と「星雲」
第2章 有人潜水調査船「蛟竜」と海洋科学技術
第3章 望遠鏡LAMOSTと宇宙開発
第4章 核融合研究装置EASTと原子力開発
第5章 iPS細胞マウス「小小」
第6章 遺伝子解析会社BGI社
第7章 中国の科学技術の特徴
終章 日中共存を求めて
著者等紹介
林幸秀[ハヤシユキヒデ]
1948年富山県福光町(現南礪市)生まれ。73年東京大学大学院工学系研究科修士課程(原子力工学専攻)修了。77年米国イリノイ大学大学院修士課程(工業工学専攻)修了。73年科学技術庁入庁。原子力、宇宙開発、海洋開発、科学技術政策などの業務に従事し、2003年文部科学省科学技術・学術政策局長、04年内閣府政策統括官(科学技術政策担当)、06年文部科学省文部科学審議官、08年退官。同年独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たろーたん
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