中公新書<br> 平和主義とは何か―政治哲学で考える戦争と平和

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中公新書
平和主義とは何か―政治哲学で考える戦争と平和

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  • サイズ 新書判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022073
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C1231

内容説明

平和を愛さない人はいないだろう。だが平和主義となるとどうだろうか。今日では単なる理想論と片付けられがちだが、実はその思想や実践は多様である。本書は、「愛する人が襲われても無抵抗でよいのか」「正しい戦争もあるはず」「平和主義は非現実的だ」「虐殺を武力で止めないのは無責任」といった批判に丁寧に答え、説得力ある平和主義の姿を探る。感情論やレッテル貼りに陥らず、戦争と平和について明晰に考えるために。

目次

第1章 愛する人が襲われたら―平和主義の輪郭
第2章 戦争の殺人は許されるか―義務論との対話
第3章 戦争はコストに見合うか―帰結主義との対話
第4章 正しい戦争はありうるか―正戦論との対話
第5章 平和主義は非現実的か―現実主義との対話
第6章 救命の武力行使は正当か―人道介入主義との対話
終章 結論と展望

著者等紹介

松元雅和[マツモトマサカズ]
1978(昭和53)年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。英国ヨーク大学大学院政治学研究科政治哲学専攻修士課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。2011年、日本倫理学会和辻賞(論文部門)受賞。2012年、政治思想学会研究奨励賞、社会思想史学会研究奨励賞受賞。現在、島根大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

逆丸カツハ

36
非常に誠実な本だと思った。平和主義と非平和主義の主張を対話形式に近い形で比較検討していく。議論の概略にはなるのだろうけれど、入門には適切な本だと思う。2024/06/09

おさむ

35
絶対平和主義と平和優先主義、この2つの平和主義を比較検討するとともに、正戦論や現実主義、人道介入主義といった非平和主義の主張も考慮し、徹底的に「平和主義」について考えた新書。著者の結論は、まずは国内の平和主義から始めるべしとする「民主的平和主義」。小難しい理屈をこねくり回した割には、とてもシンプルな結論でした笑。2013年出版。2020/08/16

びす男

25
「平和主義」と一言にいっても、その中身は多様である。多くの人は「現実的でないから」といって平和主義を退けるが、現実主義と平和主義には、共存できる余地がある。 集団的自衛権をめぐり、戦争と平和に関する議論が喧しい現在、「平和主義」という概念の持つ意外な幅広さと手段の多さを理解する必要があるだろう。 「平和主義」と聞くとジョン・レノンやトルストイ、ガンジーといった極端なイメージばかりが先行するが、それではいつまでも建設的な議論が出来ない。この本は平和主義について語る第一歩となりうる。 あとで書評を執筆します。2014/07/20

トンちゃん

23
何気なく憲法9条繋がりで読んでみたものの、本書は政治哲学書で思っていた流れとは違った。けど、平和主義にも様々な学説がかることが新鮮だった。本書では平和主義の強度・範囲を定義してから愛する人が襲われてても非暴力を貫くべきか?戦争の殺人は許されるかを分析している。私は現時点で平和優先主義が穏当かなという印象を受けているものの、完全平和主義が妥当だと考える人もいるのだろう。こちらの説も魅力的。読み慣れないと小難しいが挑戦して見てほしい1冊。 教授のオススメで手にしてから読み始めるまでに4・5年かかってしまった笑2020/06/02

佐島楓

20
非常にヘビーな問いが次々投げかけられ、倫理観が揺さぶられた。トルストイのような「絶対平和主義」は現実的ではないという失望と、ダブルスタンダードも決して間違ってはいないと許容されてしまう戸惑い。人として生きる以上、このテーマできちんと苦しんでおくことは必要だと思う。しかし矛盾だらけの生き物だとここまで突きつけられるとつらくはある。2013/08/06

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