中公新書<br> カラー版 遺跡が語るアジア

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中公新書
カラー版 遺跡が語るアジア

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121017451
  • NDC分類 220
  • Cコード C1226

出版社内容情報

アンコール、カッパドキア、バグダード…新発見の遺跡から崩れゆく遺跡まで、120点のカラー写真と文で紹介

内容説明

アジアは遺跡の宝庫だ。そこに立つと何かが見えてくる。謎のインダス都市、新発掘の二七四体の仏像で注目されるアンコール、土砂の下から出てきたシルクロードの仏教壁画、そして植民地支配の痕跡…。それらはことごとく盗難や破壊の危機にさらされている。長い時間をかけて撮りつづけてきたフィルムのなかから一八ヵ所の遺産・遺跡を選び出し、カラー写真とエッセイで紹介する。

目次

眠りから覚めたインダス文明都市遺跡―インド・ドーラヴィーラ
大地が聖堂だった―トルコ・カッパドキア
かつてヒッピーを惹きつけた町―ネパール・カトマンズ
最古の仏教壁画―インド・アジャンタ
絶滅収容所アウシュヴィッツ―ポーランド・オシフィエンチム
アンコール遺跡群―カンボジア
不毛の地に残る千仏洞―中国・キジル
天への階段イフガオ―フィリピン・ルソン島
旧朝鮮総督府―韓国・ソウル
ワット・プー(山の寺)―ラオス
千年の都イスタンブル―トルコ
砂漠の宮殿ペルセポリス―イラン
人類初めて鉄を手にした人たちの都ハットゥシャ―トルコ
東西文化融合遺跡タキシラ―パキスタン・ガンダーラ
文明の十字路サマルカンド―ウズベキスタン
ブッダガヤ―インド
エローラ石窟―インド
メソポタミアの悲劇―イラク

著者等紹介

大村次郷[オオムラツグサト]
1941年、旧満州新京(現・長春)生まれ。写真家・浜谷浩に師事。オリエント、インド亜大陸、東南アジア、中国を中心に、各地のフォト・ルポタージュを手がける。また、NHK「シルクロード」「大黄河」「四大文明」「文明の道」ほかのスチール写真も担当。大同生命地域研究特別賞(1999年)。日本写真家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

14
人間を救うはずの宗教が引き起こした戦争で傷つけられた遺跡の写真が生々しかった。知らない名を持つ遺跡も多く、自分の不勉強さを恥じるばかりだった。2013/12/07

中島直人

5
(図書館)写真と共に著者の生の声、生々しい声が聞こえてきて、それが写真を活き活きとさせている気がする。表紙のアンコールの仏像が象徴的。2022/05/24

とりもり

3
行ったことある遺跡は少なくって、ほとんどは書物でしか見たことない(現在では危険で行けない)ところが多い。アジア中心なので全体に仏教関連の遺跡が多いけど、ヒンズー教やゾロアスター教、はたまたトルコはキリスト教など、遺跡を遺した宗教は異なれど真摯な祈りの気持ちは同じ。なのにどうしてこうも宗教間の対立が多いのか…。民族対立の残滓としてのアウシュビッツや旧朝鮮総督府を含め、遺跡を通して深く考えさせられた。そんなこと考えなくても、写真と紀行文だけでも十分に楽しめる一冊。もう少し写真が多いと尚良し。★★★★☆2024/12/01

雲をみるひと

3
遺跡、史跡を解説した本。紀行文としての要素もある。なかなか足を運べない遺跡も取り上げられており興味深かった。題名にアジアとあるが、一部アジア以外も含まれている。2018/11/17

マーク

3
33 よくぞこれほどの遺跡に通いつけたものだと思う。

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