異次元の館の殺人

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異次元の館の殺人

  • 著者名:芦辺拓
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2016/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334773502

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内容説明

証拠品鑑定のため、粒子加速器をもつ研究施設を訪れた検事の菊園綾子。だが鑑定中に加速器が暴走し始める。一方、調査のため弁護士の森江春策と共に西洋館を訪れた菊園は、密室殺人事件に遭遇する。菊園が推理を披露しようとしたそのとき、加速器の影響で彼女は異次元へ飛ばされてしまう! 真相を見抜かないと元の世界に戻れない!? 奇想爆発の本格ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ち~

23
弁護士・森江と検事・菊園の共通の知人が殺人事件で有罪判決を受けた。無実を証明すべく乗り出した先で発生した密室殺人。菊園が真犯人を名指しした瞬間、粒子加速器の暴走により、菊園は1人、パラレルワールドへ飛ばされる…「そこか!そこで引っ掛けてきたか!」と仰け反りながらも、謎解きのインパクトは弱め。菊園さん、推理が適当過ぎ。第一、森江先生の出番が少ない少ない。西澤保彦を思わせるSFチックな展開は結構楽しめました。でも次回はやっぱり、新島ともかとのコンビで骨太なミステリーが読みたいな…2016/09/17

yuui

13
推理を間違えたらパラレルワールドに飛ばされるぶっ飛んだ設定のミステリ😳 しかもパラレルワールドでは微妙に名前が違うという! 普段ならこんなありえやん設定くだらんわとか、おもしろくないわと言っとるんやけどなぜか面白かったのよね🤣 トリックもこの設定ならではやったし! じゅうぶん楽しめました🤗 ただ名前がややこしすぎた 笑2023/07/14

霧島

12
推理を間違えたら別次元に飛ばされるという設定が面白い。肝心の推理は密室トリックの初歩的なものが多く「あり得そうだけどあり得そうな分あり得ないだろ」と高みの見物で馬鹿にしていたが(笑)、最後に明かされる真相で完敗。そう繋げてくるか…。また異次元での性格や名前の変遷には驚かされた。ネタかと思ったらそういう仕掛けとは…。SFとして読んだら微妙だろうし、異次元に飛ばされること自体に大ネタはないけど、楽しくさらっと読むことができた。2016/09/17

トリプルアクセル

11
これだけ複雑な話をコンパクトによくまとめたものだなあと思う。単純な多重解決推理だけにとどまらず、パラレルワールドを活かしたトリックを取り入れ、唯一無二の作品となっている。芦辺さんの発想力はやはりすごい!2018/05/21

enmys07

10
ミステリーのこれまでと違うSF要素をつけ加えた作品。 推理を重ねていくことで、世界が確定していくという なかなか変わった作品でした。2016/09/13

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