脱出―ミステリー小説集

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

脱出―ミステリー小説集

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月03日 05時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120057854
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

あなたはここから出られるか? 
人気作家たちが仕掛けた五つの物語から、脱け出す鍵を見つけ出せ。
全編書き下ろし。没入感溢れる新感覚小説集。

収録作
・阿津川辰海「屋上からの脱出」
天文部の合宿で、学校の屋上に閉じ込められ……?

・井上真偽「サマリア人の血潮」
目を覚ますと、見知らぬ研究所で記憶を失っていた。

・空木春宵「罪喰の巫女」
人を喰う巫女が棲むという神社を訪れた女の目的は?

・織守きょうや「名とりの森」
その森に入るものは、「主」に名前を奪われる。

・斜線堂有紀「鳥の密室」
魔女狩りが横行する町で囚われた女の秘密とは――

内容説明

「屋上からの脱出」閉じ込められた深夜の学校の屋上から抜け出す方法を探せ。「名とりの森」入ると自分の名前を奪われる森から、親友を助け出せ。「鳥の密室」魔女として処刑される前に、塔の最上階から逃げ出せ。「罪喰の巫女」不可解な仕掛けに囲まれた神社の秘密を解き明かせ。「サマリア人の血潮」謎の研究所の出口を目指し、失った記憶を取り戻せ。全編書き下ろし。没入感あふれる読書体験がここに。5人の人気作家が仕掛けた、謎だらけの物語から脱け出せ。

著者等紹介

阿津川辰海[アツカワタツミ]
1994年、東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』でデビュー。20年に刊行した『透明人間は密室に潜む』で本格ミステリ・ベスト10で第1位。23年『阿津川辰海 読書日記かくしてミステリー作家は語る“新鋭奮闘編”』で第23回本格ミステリ大賞“評論・研究部門”を受賞

井上真偽[イノウエマギ]
神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理(プレディケット)』で第51回メフィスト賞を受賞し、2015年にデビュー

空木春宵[ウツギシュンショウ]
1984年、静岡県生まれ。駒澤大学文学部国文学科卒。2011年「繭の見る夢」で第2回創元SF短編賞佳作

織守きょうや[オリガミキョウヤ]
1980年生まれ。イギリス、ロンドン出身。早稲田大学法科大学院卒。2012年『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、13年にデビュー。15年『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞、後に映画化される。21年『花束は毒』で第5回未来屋小説大賞を受賞

斜線堂有紀[シャセンドウユウキ]
1993年生まれ。上智大学卒。2016年『キネマ探偵カレイドミステリー』で電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞しデビュー。20年『楽園とは探偵の不在なり』が各種ミステリランキングを席巻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

193
本日、第三弾。本書は、若手人気ミステリ作家(空木春宵のみ初読です)による「脱出」をお題にしたアンソロジーミステリ短編集でした。オススメは、斜線堂有紀「鳥の密室」&空木春宵「罪喰の巫女」です。 https://www.chuko.co.jp/ebook/2024/05/518954.html2024/06/14

パトラッシュ

175
最前線で活躍する若手ミステリ作家5人が「脱出」というテーマに挑んだ競作集だが、各作品とも「なぜ脱出せねばならない状況に陥ったのか」がメーンとなっており題名とは微妙にズレている。「屋上からの脱出」は誰と誰が結婚したのかが謎の中心だし、「名とりの森」と「罪喰の巫女」はオカルトファンタジーの色彩が濃厚だ。「鳥の密室」と「サマリア人の血潮」に至っては、狂気の域にまで達した人間の意思が作り上げた密室の凄まじさを誇るようだ。それぞれの設定の独創性は疑いないが、「十三号独房の問題」のような脱獄ものを1作は読みたかった。2024/06/16

みかん🍊

87
織守きょうやさん以外はお初の作家さんだった、屋上に閉め出された天文部の脱出、森に閉じ込めだれ名を奪われるという場所から親友を助け出す為に入り込んだ少年、塔に閉じ込められた魔女、地下の研究室からの脱出と推理小説と言うよりホラー、ファンタジー要素が高かった、「屋上からの脱出」「名とりの森」が良かった。2024/09/12

ひさか

80
2024年5月中央公論新社刊。書き下ろし。阿津川辰海:屋上からの脱出、織守きょうや:名とりの森、空木春宵:罪喰(つみばみ)の巫女、斜線堂有紀:鳥の密室、井上真偽:サマリア人の血潮、の5つの脱出をテーマにしたミステリアンソロジー。阿津川さんは、入り組んだ展開のわりにはラストでな~んだ感あり。織守さんがホラーチックでよくまとまっており楽しめた。井上さんはラストが良いもののドタバタ感が強く少し残念。2024/07/31

yukaring

76
5人の人気作家が仕掛ける脱出。学校の屋上や謎の研究所、記憶を失う森、塔の最上階や不気味な神社などどれもひと味違う脱出を楽しめる。青春のほろ苦さ、そしてざらりとした違和感を感じさせる阿津川さんの「屋上からの脱出」は秀逸。入ると名前を奪われる森から親友を助け出す織守さんの「名取りの森」目を覚ますと見知らぬ研究所、そして彼の周りにいるのは・・不安感や焦燥感がリアルな井上真偽さんの「よきサマリア人の血潮」は命がけの脱出の臨場感が楽しめる。オカルト的でゾッとさせられる内容も多めで猛暑からの脱出としても楽しめるかも。2024/08/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21923524
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品