内容説明
必要なのは、インフレではなく、持続可能な経済成長。安易な円安期待、機械的なデフレ脱却の陥穽とは。日銀は何ができ、何をすべきか―。ギリシャ危機の真の教訓を読み取る。
目次
第1章 幻と終わった「円安」?
第2章 通貨と中央銀行
第3章 日銀の金融政策を巡る論争
第4章 日本を取り巻く環境
第5章 ヨーロッパの経済情勢
第6章 アメリカの経済情勢等
第7章 デフレからの脱却
著者等紹介
小林正宏[コバヤシマサヒロ]
住宅金融支援機構調査部主席研究員(海外市場担当)。1965年、福岡県生まれ。1988年、東京大学法学部卒業、住宅金融公庫入庫。海外経済協力基金(OECF)マニラ事務所駐在、国際協力銀行(JBIC)開発業務部副参事役、ファニーメイ特別研修派遣等を経て、2011年4月より現職。2011年4月より中央大学経済研究所客員研究員。2012年2月よりアジア太平洋住宅金融連合(APUHF)Advisory Board Member。日本不動産学会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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緑のたぬき
1
日銀の話、各経済圏とリーマンショックの解説。薄い本だが結構中身が多かった。2020/08/23
nori
0
A major patron of the author should be 白川. Like bureaucrat literature, I have got little messages. It is okay that he would predict current world situation still continued. It is important that he should propose readers what they do against it. 2012/10/16
スプライト
0
前半は中央銀行についての議論が主。後半は総花的で世界経済について。通貨から離れていっている。まぁ前半は読む価値があるか。2012/09/02