醒めた炎―木戸孝允〈下巻〉

醒めた炎―木戸孝允〈下巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 811p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784120015984
  • NDC分類 289

内容説明

幾松の恋文、公使ロッシュの報告等をまじえて、新生日本の夢と苦悶とを描く維新史の決定版。木戸孝允の生涯を描く2800枚の歴史大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぐりん

1
【図書館】藩籍奉還、国民主権。教科書にはさらりと書いてあったこれらの考え方が、当時の日本としていかに先進的であり、革命的であったか。この分厚い本を上下通して読んで痛感したのは、一つの思想が国のなかに根付くためには、激しい葛藤と争いが産まれざるを得ないこと。そして、いかに高邁な理想といえども、その思想が社会に受け入れられる下地を作るには、時の権力者の側に理解者のいることが不可欠であること。藩籍奉還で自らの身分を失う毛利の殿さまが、木戸の訴える藩籍奉還の最初の理解者の一人であったことに、深く考えさせられる。2013/05/30

saku

1
明治になると影が薄いと言われる木戸孝允ですが、明治でも度重なる体調不良をおしてがんばって働いています。その中には立憲や文民統制など彼が生きているうちに達成されないものもあります。江戸時代を生きてきてどうしてそんな先見性があるのかと思うような政策を唱えます。彼の手によって叶うことはありませんでしたが、もう誰も経験した事のない時代に国の未来を想い奮闘した人物がいたという事実を忘れてはいけないと思うのです。2012/08/31

ゆきえ

1
明治維新前後で一度長く中断してしまっていたけれどようやく読破。政治中心の展開になってからのほうがおもしろく読めた。後書きにもあったけれど木戸の人生自体が幕末から明治10年までの日本の軌跡そのもののようで確かに脱線や本人が出て来ないこともたくさんあったけれど幕末史を順を追って読めたので楽しかった。特に大久保との関係は本当に一筋縄ではいかなくて面白かった。普段は相容れないけれど政府の敵(それが大久保の親友西郷であっても)が出て来たときは必ず共闘する、けして友人ではないけれど唯一無二の同士であったように思えた。2012/05/26

taxee

0
上巻に記載。

花曜

0
http://job-books.at.webry.info/200912/article_4.html 木戸孝允・桂小五郎本の最高峰

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