感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
12
テレビ中継的な「プロ野球ファン」の結果主義と数字崇拝およびメロドラマ志向を否定し、球場でしか感じ取れない運動と驚きのほうにつく。要するに蓮實重彦の映画批評そのものなのだが、草野進というペルソナはもう少し軽薄に「そりゃあ」という前置きを使用する。「捕手は敵だけではなく味方を欺く」「江川は負け試合を演出する」「リリーフエースは陰鬱な堕胎医を思わせる」「官僚的なプレーや努力の跡をみるために観客は金を払わない」など、微笑みを覚えるフレーズが盛りだくさん。この本と同じ視点で今のプロ野球観たくなる。2023/02/03
たーくん
5
中央公論社。再読→→→違う角度から見たプロ野球評論本。2019/08/23
羊男
0
★★★1985/10/24