出版社内容情報
大切な誰かを喪った人が行き着く、ちょっと不思議な喫茶店「こかげ」。社交的なキッチン担当・千景と、人見知りな接客担当・テル。正反対な姉弟が営むこの店に、今日も喪失感を抱えた人々が訪れるのだった。姉を殺されたテルの元同級生、尊敬する曽祖父の秘密を知った少女、生まれつき「歩けない」男の子。彼らの様々で大きな想いを、千景とテルが「弔いごはん」で晴らしていく。心とかす喫茶店の物語、ここに完結――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
18
完結かー、良いお話達でした、もっと読みたいなと思いつつも、終わりも綺麗で良かったです!2025/05/18
乗合自転車
4
一話完結型なのでもう少し長く続くかと思っていたが、完結。部数が伸びなかったのだろうか。とても心に沁みる作品だっただけにとても惜しい。うおやま先生は時代が求める作品を描ける希有な漫画家さんだと思っているので次回作も当然追いかける。2025/05/12
ぴよまま
3
3巻完結😢 素晴らしい作品😭🙏 喪った人を救う喫茶店☕️ どの話もずしんどしんと胸に響く。 死刑執行に現れた被害者家族。悼む気持ちの先には‥思いがけない相手😳 最終話もお姉さんらしさに溢れて、こんな人がいっぱいいたら、優しさと温かい社会ができるんだろうなあと思った🫶2025/06/23
麻琴
3
最終巻らしい、残念。大切な何かを喪った人たちが集う喫茶店こかげの話好きだったのに。最後、テルが一つ壁をこえられたようで良かった。ホットケーキ久々に食べたくなった。2025/05/19
ひつじぐも
0
人の暗い部分に触れている話なのに暗くなり過ぎないところが好き。水瀬君の話は、自分の意図しないところで役に立っていた事とか読んでいて気持ちがあったかくなった。千景さんが無事で本当に良かった。2025/06/08