吉行淳之介全集〈第1巻〉全短篇1

吉行淳之介全集〈第1巻〉全短篇1

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  • サイズ A5判/ページ数 508p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784106460012
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

内容説明

処女作「薔薇販売人」芥川賞受賞作「驟雨」ほか25篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かもい

4
村上春樹「若い読者のための短編小説案内」に紹介されている「水の畔り」のみ。2019/05/21

OHNO Hiroshi

3
女。父のこと。結核。 そういうネタ?がとても僕の興味をそそる。 女の話は結核患者の病室でも不動だ。2021/01/30

ja^2

3
「水の畔り」と「漂う部屋」のみを読んだ。村上春樹は後者を研ぎ澄まされた文体と言い、前者をのんびりとしていて悲壮感がないという。▼確かに、文体はそうかもしれないが、物語全体がそうかというと、そうでもないように思う。私にとっては「水の畔り」は十分パセティックのように感じられた。▼迫られる肺の手術を直視できずに、少女との先の見えない恋愛にうつつを抜かす。主人公もわかっているはずだ。少女との交際に答えなどないことを▼。一方、金属的な鋭敏さに支配されているという「漂う部屋」は、何も訴えかけられるものがなかった。2018/03/28

商業主義の地獄ゆき

3
村上春樹が、自身のある本のなかで、吉行淳之介の短編『水の畔り』を紹介していたので、全集を借りて読みました。面白い! 時代が時代なので、きらびやかな話やスケールの大きな話はありませんが、そこがいい。今、壮大なつくりの話に若干飽きている時期なので、ちょうどよいです。 この全集に収録されている短編の大半は、病気(主に結核と肺炎について)、女の話、または金、がテーマで、一見下世話なように思えますが、全く汚さがないです。それは吉行淳之介の文才の賜物でしょう。とにかく、比喩表現が秀逸です。 治療、水の畔り、夏の休暇、2013/03/06

sashawakakasu

2
「若い読者のための…」村上春樹著の中の水の畔り目当てで読んだ。入院ものの短編が多く、健康?な現在の自分で不安になることが多いのに、病気になったらと思うとゾッとする。頭を捻る小説じゃなくて心を捻る小説という春樹の言葉いいね。2024/12/22

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