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新潮日本文学アルバム
三島由紀夫

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  • サイズ B6判/ページ数 111p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106206207
  • NDC分類 910.268

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

42
学生時代に卒論でお世話になった資料を再読。学習院初等科二年の作文「ほめられた事 ぼくは一年の時五拾日位休みました。休のはいやですが、ひどいびやうきで中々行けません。早や一年たって二年になりました。(略)からだをできるだけつよくして、だんだんじやうぶになりました。そして二年はこれまでに一どもやすみません。一二しゅう間前に先生が『平岡はやすまなくてえらい』とおほめになりました。」とあるのが、後の肉体を誇示する姿の原点といえるかも知れません。学習院高等科は、「體育」以外はオール「上」、首席で卒業した秀才です。2016/10/28

金吾

29
作品も人柄も大変印象が強い人です。望んではいないとはいえ法学部から官僚になった経歴が特異性を産み出したのかなとも思いました。子供の頃の作文が可愛らしかったです。2023/06/07

ぐうぐう

12
『新潮日本文学アルバム』は、作家の生涯を写真で実証していくシリーズだが、三島由紀夫を解読するにあたって、写真というツールは、とても有効だ。三島ほど、撮られること、つまり見られることを意識した作家はいないだろう。肉体改造を始めて以降、三島の活躍は文学に留まらず、モデル、俳優、映画監督へと広がっていく。本書に収録された、三島を撮った写真の数々は、三島が書いたもの以上に、三島を語っているようにも見える。見られていることを意識した三島は、当然、そこに自身が放つ影響力を感じたに違いない。(つづく)2012/11/18

双海(ふたみ)

8
写真は非常に参考になりますね。おもしろいです。2014/01/17

よっし~

7
いまでも彼の邸宅が馬込にある。表札も生前のまま「三島由紀夫」で掛かっている。本名の平岡公威としてではなく、徹底的に「三島由紀夫」という仮面のもとに、破格の見識と自意識と情念を生きた作家の絢爛たる生涯を貴重な写真とともに紹介する。車の免許を取ったもののタイヤの交換ができずに困り果てている三島の写真が個人的に印象深い^^(ネコを溺愛している写真もヨイ^^)文章も優れて明快に三島文学を解説しており一読の価値あり(^^)2020/11/22

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