出版社内容情報
日本人にとって推し活はもはや一時の熱狂ではない。現代の推しは、私たちに「ハレの日」を与えてくれる一方で、「ケの日常」もまたともにあることを教えてくれる。それは、この社会に広く浸透した一つの文化なのだ。では、私たちはそんな推しと、どのように持続可能な関係性を築いていけるだろうか。「推し活」文化の源流から令和の最前線までをひもとき、ポスト消費社会における「推しの構造」を鮮やかに読み解く。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
逆丸カツハ
51
神保町を歩いていたら、多分著者本人とすれ違ったので(見間違いじゃないと思うのだけどなぁ)、どれ一つ読んでみようと手に取った。普通に面白かった。批評をもっと普及させていってほしいなぁ。2026/08/02
あみやけ
48
三宅さん、すごい。僕の半分ちょっとしか生きてないのに、僕が生まれる前からの日本人の推し活について考察してます。しかも、僕が知ってる時代のことも、まるでその頃を過ごしたかのように。朝井リョウさんの本屋大賞受賞作を読んだとき、自分も片足を突っ込んでるのかと心配になりましたが、本作を読む限り、僕のは推し活ではないですね。そこまでのめり込んでないし、金銭も使ってないし、何より個人として楽しんでる範囲です。三宅さんの意見にはなるほどと思うこともそうかなと思うことも。ただ、しっかり学んで、自分の言葉で発信してますね。2026/08/07
ぶっくたると
41
★★☆☆☆ 日本の社会の発展とともに、宝塚、高校野球、アイドル、等々の子どものメディア化による推し文化の歴史を論じている。 推し活は共同性と結びつきやすく、SNS時代は暴走しやすい。 集団の共同性つまり「空気」から距離を置き、集団の言葉ではなく、個人の言葉を使おう。 推しをたった一人で語る勇気を持とう。 なんか、主張したい内容は、あまり”推し”とは関係ないような。。。2026/07/25
とくけんちょ
35
推しって何?ってオジサンが読みました。今の日本に急に降って湧いたものじゃないってことがわかりました。アメリカ様の影響から抜け出すことの難しさに泣きそうになりました。本のテーマからは外れるけど、自立する、つまりは自分の考えを持つってことの大事さを再認識しました2026/09/23
よっち
29
日本人にとってもはや一時の熱狂ではなくなった推し活。日本社会の熱狂のメカニズムを歴史的文脈から解き明かし、SNS社会での持続可能な関係性を考える1冊。「推し活」文化の源流から令和の最前線までをひもとき、日本人がなぜ推し活を好むのかを考察していて、、ファンが母性を投影し日常を聖化していく構造に、現代の推し活の熱狂や暴走の理由を見出して、バーチャル空間での関係性の危うさを浮き彫りにする一方、推しと共に年齢を重ねていきながら、いかに持続可能な関係を築くかという問いはなかなか深くて、いろいろと考えさせられました。2026/08/07




