出版社内容情報
なぜ金田正一は空前絶後の通算400勝を達成できたのか。王貞治の本塁打ではない「異次元の記録」とは。日米の実力格差を「数値化」するとどれくらいになるのか──。通算記録、シーズン記録だけでなく、守備記録から二軍の記録、果ては「出身学校別」「名前別」ベストナインまで、ありとあらゆるデータを駆使して野球を遊び尽くす。大人気ブログ「野球の記録で話したい」運営者によるマニア垂涎の一冊。
内容説明
なぜ金田正一は空前絶後の通算400勝を達成できたのか。王貞治の本塁打ではない「異次元の記録」とは。日米の実力格差を「数値化」するとどれくらいになるのか―。通算記録、シーズン記録だけでなく、守備記録から二軍の記録、果ては「出身学校別」「名前別」ベストナインまで、ありとあらゆるデータを駆使して野球を遊び尽くす。大人気ブログ「野球の記録で話したい」運営者によるマニア垂涎の一冊。
目次
第1章 アンタッチャブルな記録たち
第2章 ベストナインで遊ぼう
第3章 守備記録の面白さ
第4章 打撃記録をめぐるあんな話、こんな話
第5章 「ファーム」もう一つのプロ野球の世界
第6章 記録で実感する「日米格差」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Katsuto Yoshinaga
11
プロ野球好きで記録も大好きな身として発売前から期待して飛びつき、即読みしてガッカリ。ほとんどのファンが知っているような昭和の名選手の大記録の凄さとか、名門高校・大学出身者のベストナインとか、既知のことばかりで全く刺さらなかった。唯一生物学者S・J・グールドの4割打者が出現しない理由、「実力のばらつき(≒標準偏差)が小さくなった。つまり、打者がそろって同じ方向に進化したから、投手も強打者攻略法を身につけた」という説の紹介は面白かった。これからプロ野球記録に詳しくなりたい方にはいいかもしれない。2025/04/21