新潮新書<br> イスラム教の論理

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イスラム教の論理

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106107528
  • NDC分類 167
  • Cコード C0214

出版社内容情報

気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れたその本質を描き出す。コーランの教えに従えば、日本人も殺すべき敵である。イスラム教の論理で見れば、「イスラム国」は正しい――。気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れたその本質を描き出す。

飯山 陽[イイヤマ アカリ]
著・文・その他

内容説明

神の啓示の言葉を集めたコーランによれば、異教徒は抹殺すべき対象である。彼らを奴隷化することも間違っていない。ジハードは最高の倫理的振る舞いである。その意味で、カリフ制を宣言し、イスラム法によって統治し、ジハードに邁進する「イスラム国」は、イスラム教の論理で見れば「正しい」のだ―。気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れた「イスラム教の本当の姿」を描き出す。

目次

第1章 イスラム教徒は「イスラム国」を否定できない
第2章 インターネットで増殖する「正しい」イスラム教徒
第3章 世界征服はイスラム教徒全員の義務である
第4章 自殺はダメだが自爆テロは推奨する不思議な死生観
第5章 娼婦はいないが女奴隷はいる世界
第6章 民主主義とは絶対に両立しない価値体系
第7章 イスラム社会の常識と日常

著者等紹介

飯山陽[イイヤマアカリ]
1976(昭和51)年東京生まれ。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。上智大学アジア文化研究所客員所員。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野単位取得退学。博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

114
イスラム教に関する本を初めて読んだ。内容はとても分かりやすい。ただイスラム教の信者ではない人にとってはおそらく共感しづらいことが多いと思う。キリスト教(のプロテスタント)でも「イエスの父なる神」以外は神として認めないところがあるが、イスラム教の神様はもっと厳然としてさらに超越的な印象。宗教全般に対して信心の薄い自分からすると、身もふたもない内容であったことが偽らざる感想だ。たまたま同時期に「イスラーム宗教警察」という本を図書館からゲットすることができたので読み比べてみる。2019/04/06

南北

69
イスラム思想研究者の著者が「イスラム教の本当の姿」をぶちまけたような本です。民主主義や基本的人権などは世界中の人々が共有していると思いがちですが、イスラム教の論理は全く異なります。イスラム教やイスラム法は「神が人間に与えた」ものなので西洋の民主主義のように「人間が考えた」思想などとは比べものにならないからです。イスラム教の「穏健派」の人たちは西洋流の思想と妥協しながらイスラム教が生き残る道を模索しているようですが、理論的な対決をすれば「過激派」の考え方を論破できません。対応の難しい問題なのです。2020/02/11

HANA

58
イスラム国から移民、ここ最近でも欧州とイスラムの関係には様々な事があったけど、それをイスラム側の論理から解説した一冊。ベースとなっているのは、イスラムの価値観と近代西洋の価値観の衝突だと思う。先日読んだ『西洋の自死』と内容は通底するものの、後者が欧州側からそのアイデンティティに沿って書かれているのに対して、こちらはイスラムの論理から書かれているのが特徴。読んでいると何となく欧州のリベラルが失敗したのかがよくわかってくる。自らの価値観が一番優れているので世界はそれに均される等という妄信は危険なものであるな。2019/11/29

肉尊

47
心の安定と世界平和を宗教の本質とするならば、イスラム教では神を信じ、完全に服従することによって得られる心の安定であり、イスラム教が世界を征服することによって得られる平和だという。世界には多様性を否定的に捉え、世界はひとつの価値観に収斂されなければならないと考える人もいるという。(p5) 人生を楽しむという発想自体、イスラームが持ち合わせていない価値観であり、イスラム国は消滅していない!イスラムの研究者だからこそ見えてきたその異質性をまざまざと見せつけられた気がした。2022/11/09

スター

37
 大変読みやすく、熱い内容。著者はイスラム思想研究者。  2014年にカリフ制再興を宣言して話題になった『イスラム国』の掲げる思想が、過激に見えても世界のイスラム教徒全員にとっての理想だと主張する。2024/01/19

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