出版社内容情報
ホイチョイ・プロダクションズ 馬場康夫[ホイチョイプロダクションズ ババヤスオ]
著・文・その他
内容説明
「全部見ているヒマはない!」そんなあなたにズバリ!!『私をスキーに連れてって』の監督が巨匠&名シリーズの「ベスト・オブ・ベスト」教えます!
目次
「男はつらいよ」ならこの1本
「007シリーズ」ならこの1本
「スター・ウォーズ・シリーズ」ならこの1本
「マーベル・シネマティック・ユニバース」ならこの1本
「名探偵コナン」ならこの1本
「ピクサー・アニメ」ならこの1本
「ゴジラ・シリーズ」ならこの1本
「黒澤明監督作品」ならこの1本
「オードリー・ヘップバーン作品」ならこの1本
「ハリー・ポッター」ならこの1本〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
29
シリーズものの映画の中で1本だけ観るとするならどれにするかを選ぶ、サブスク時代の映画ガイド。なんともホイチョイらしい企画だと思いながら読み始めたものの、意外や、真面目な記述にまずは驚かされる。シリーズの解説から撮影秘話、そして当時の映画産業の背景まで、実に細やかな語り口がいい。どだい、シリーズの十数作ある(『男はつらいよ』に至っては50作もある!)中から1本だけ選ぶという行為自体に無理があるわけで、馬場康夫の好みだけでチョイスしてもいいはずを、(つづく)2023/01/30
akihiko810/アカウント移行中
22
娯楽映画シリーズもの、1本だけ見るなら「この1本!」を決めて集めた本。印象度B+ ゴジラなら「シン・ゴジラ」。黒沢映画なら「椿三十郎」。と納得のもあれば、ロッキーなら「1」じゃく「クリード」てのはわからなくもないが、スターウォーズならEP4、6だと特撮が古いのでスピンオフの「ローグワン」てのはさすがにどうよ?(苦笑) 皆でワイワイ話のネタになる感じの本で楽しい2023/03/29
しゅー
4
★★★「私を映画に連れてって」ホイチョイなので、もう少しフザケた内容を想像したのだけど真面目な本だった。作品を語るときの視線が高すぎず・低すぎず、われわれ娯楽で映画を観る人間にピッタリだ。「この一本!」と言いつつ、一本だけ紹介するのではなく、シリーズ全体を一覧化し、ランク付け(A・B・C)してくれているのもウレシイ。しかし未見の私が言うのもなんだけどアベンジャーズ(MCU)で、あのチョイスは良いんだろうか。一方でスター・ウォーズのチョイスは良いところついてる。邦画がディープで熱いので邦画史の勉強にもなる。2022/10/17
mnagami
3
それぞれの映画の背景や小ネタが多く読み応えはあった。がそれほど見たいと思った映画がなかったのがちょっと不満。そもそものチョイスが好みとずれがあるのが一因か2022/11/20
shushu
3
007や寅さん、若大将、マーベルといったシリーズものの他黒澤明やスピルバーグ、イーストウッドと言った監督も取り上げて、それぞれこの1本をお薦めする企画。映画の評価は「え?これですか??」という選び方だが、このリスト自体が映画見る際参考になると思う。それにしても最近の日本映画も外国映画も自分はほとんど興味を持っていないのがよくわかった。山崎貴なんて誰それだし、今世紀のミュージカル映画もDCも全く知らないのだから。2022/10/06