出版社内容情報
「中国化」というオリジナルな概念で日本史を捉えなおした若手研究者が、7人の異分野の知に挑む。
日本企業、橋下市長から大河ドラマまで。歴史の知見を借りれば、旧知の事実がまったく違った意味を帯びてくる。「中国化」というオリジナルな概念で日本史を捉えなおした新鋭が、7人の異分野の知に挑む。
内容説明
学問的な歴史研究の成果を踏まえつつ、現在の位置を捉えなおす―。そんな「史論」の試みを復権させるべく、「中国化」というオリジナルな概念で日本史を捉えなおした気鋭の若手研究者が、七人の異分野の知に挑む。日本企業の生き残り戦略から橋下徹大阪市長のパフォーマンス、小津映画や大河ドラマの描く日本像まで、歴史の知見を借りれば、旧知の事実がまったく違った意味を帯びていく。知的刺激に満ちた論考。
目次
第1章 日本に「維新」は必要なのか―政治学との対話(中野剛志)
第2章 企業が受け継ぐ「江戸時代」の遺産―経済学との対話(中谷巌)
第3章 ソ連化した団地とアメリカ化する郊外―戦後史との対話(原武史)
第4章 中国化する日本/近代化できない日本―民俗学との対話(大塚英志)
第5章 小津安二郎が「作為」した日本―昭和史との対話(片山杜秀)
第6章 国民の「時代劇」はよみがえるか―映画史との対話(春日太一)
第7章 「太閤記」の夢よ、いまいずこに―大河ドラマとの対話(屋敷陽太郎)
著者等紹介
與那覇潤[ヨナハジュン]
1979(昭和54)年生まれ。愛知県立大学日本文化学部准教授(日本近現代史)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
calaf
小鈴
軍縮地球市民shinshin
shouyi.