とんぼの本
高峰秀子 夫婦の流儀

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  • サイズ B5判/ページ数 125p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784106022371
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0395

出版社内容情報

「とうちゃんさえいれば幸せ」。大女優の唯一の望みは「結婚」だった。収入、食事、老いなど10のテーマで語る、稀有な夫婦の物語。

互いの仕事に口出ししない、相手の時間を奪わない――。大女優の唯一の望みは「結婚」だった。収入、食事、喧嘩、子供、老いなど10のテーマで解き明かす、稀有な夫婦の物語。互いの領域を侵さない。相手に凭れない。甘ったれない……。本当の愛情や幸せとは何なのか、気づかされる。秘話、秘蔵写真や高峰、松山による結婚論、愛情論、夫妻の対話など、単行本未収録の貴重なエッセイも満載。

内容説明

互いの仕事に口出ししない、相手の時間を奪わない―「子供」「礼儀」「老い」など、10のテーマで解き明かす、稀有な夫婦の幸せの秘訣。初公開の写真や遺稿、幻のエッセイも満載。

目次

夫婦をめぐる10のキーワード(約束;収入;住居;食事;子供;喧嘩;趣味;礼儀;時間;老い)
幻のエッセイ(「結婚」について;二人の結婚生活について;夫婦の愛情について;人生の店じまい)
忘れられない贈りもの(夫から妻へ;父から娘へ;母から娘へ;夫婦から娘へ)
赤い小銭入れ

著者等紹介

齋藤明美[サイトウアケミ]
作家。1956年高知県生れ。津田塾大学卒業。高校教師、テレビ構成作家を経て「週刊文春」の記者を20年務める。1999年、初の小説「青々と」で第10回日本海文学大賞奨励賞を受賞。2009年、松山善三・高峰秀子夫妻の養女となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りえこ

24
素敵な夫婦。そうだよなーと思うことや、こんな夫婦になりたいなと参考になることがたくさん書かれていました。2015/11/22

アコ

22
素晴らしい!のひと言につきる。当時すでに大女優だった高峰さんが貧しい助監督だった松山さんを伴侶に選んだときの言葉「収入や名声がなんだっていうんです。人間がよければいいんです。」からはじまり、彼女の高潔な人柄が結婚生活を通して伝わる。夫への愛情から来ているであろう家事への取り組みも完璧で「結婚後は仕事3で家庭7」という姿勢もなかなか、並の勤め人でもできるものではない。…ない。(反省)夫婦間で自己を尊重しつつも寄り添って礼を尽くし、夫をうまく立てて大成させる、ということの大切さを再認識。文も写真もとてもよい。2015/02/09

バーベナ

8
夫婦ともに、相手の時間を奪わないように、仕事もプライベートでも一度たりとも遅刻をしなかった。こういう小さな積み重ねが人を作り上げるのだなと思った。読みながらいろいろと振り返って反省。『結婚』への強い想いを、静かに思い出させてくれる。2015/01/21

Madoka.@書店員復帰を目指し中!

8
先日、喜びも悲しみも幾歳月で高峰秀子さんを見て美しくもあり、可愛い女優さんだなぁと思って気になっていたらエッセイも書いているとの事でまずはこの本を手にとってみた。高峰さんと旦那さんの仲睦まじい写真を見て思わず、頬が緩む。写真からも文章からも素敵な女性というオーラが溢れている。2013/02/05

ココユキ

6
斎藤明美さんは、自著で高峰秀子さんへの執着を描いていらして、それがちょっと私には異常に思えたのでこの本も微妙な気持ちで手に取ったけれど、さすがとんぼの本といいますか、斎藤さんの執念が薄まって、夫妻の姿がくっきりと浮かんでくる良い作りでした。写真、文章のバランスも良いです。高峰さんの文章は名文ですね。学校へ通わずともこの賢さだったから、多くの才人達に可愛がられたのでしょう。結婚時の夫妻の会話が所々で繰り返されますが、それが事実であり、お互いにずっと忘れなかったという証拠になってとても素敵に感じられます。2015/10/07

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