Crest books<br> 四人の交差点

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Crest books
四人の交差点

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105901301
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0397

出版社内容情報

異なる時代を生きた四人の喜びと痛みの記憶が、やがて一つの像を結ぶ。フィンランドで記録的ベストセラーとなった、ある家族の物語。四人の声で語られる百年の物語。フィンランドの新鋭、衝撃のデビュー長篇。助産師として強く生きた祖母。写真
技師だった奔放な母。子供好きで物づくりに長け、若くして亡くなった父。それぞれの声で語られる喜びと痛みの記憶は、結末でやがて一つの像を結び、ある秘密を照らし出す。北国の歴史と一家の営みが豊かに響きあう、百年の物語。フィンランドでベストセラーとなった「家」をめぐる傑作長篇。

トンミ・キンヌネン[トンミ キンヌネン]

古市 真由美[フルイチ マユミ]

内容説明

助産師として強く生きた祖母。写真技師だった奔放な母。子供思いで物づくりに長け、若くして亡くなった父。それぞれの声で語られる喜びと痛みの記憶は、結末でやがて一つの像を結び、ある秘密を照らし出す―。北国の歴史と一家の営みが豊かに響きあう、百年の物語。フィンランドでベストセラーとなった、「家」をめぐる長篇小説。ヌオリ・アレクシス賞ほか数々の文学賞を受賞。

著者等紹介

キンヌネン,トンミ[キンヌネン,トンミ] [Kinnunen,Tommi]
1973年、フィンランド北東部クーサモに生まれる。トゥルク大学卒業後、教師として十代の若者に国語と文学を教える一方、舞台の脚本も手がける。デビュー作となる『四人の交差点』はベストセラーランキングで13週連続第1位となり、ヌオリ・アレクシス賞、キートス・キルヤスタ賞など多数の賞を受賞。すでに16か国で翻訳出版が決まり、舞台化もされている。現在、家族とともに南西部の都市トゥルクに住む

古市真由美[フルイチマユミ]
東京都生まれ。フィンランド文学翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

136
クレストブックには時々、完全に心を奪われる。これもそう。最初のシーン。亡くなる時に、何かを思い出しながら、恋しい人を待っているのだとわかる。全部読み通してから、何度もそこを読み直した。恋しくて仕方ないのね。「許して、私がいうと彼はうなずく。それから真っ直ぐに私の目を見る。今も変わらずハンサムだ」。100年にわたる女系の物語なのに、1番心を打ったのはオンニのところ。壁一枚隔てて交わす会話。思い切り抱き合えたらとどれほど渇望した事だろう。今月の1番。もしかしたら今年のベストのひとつかも。2020/01/22

遥かなる想い

124
北欧フィンランドの百年にわたる一家の物語である。三代四人が静かに 語る物語は 北欧らしく 霧深い。 祖母と 母と娘と 父…各自が抱える心のうちを 静かに照らしながら、一つの秘密へと向かっていく…ひどく北欧らしい物語からは なぜか 強さと明るさを感じる…そんな作品だった。2021/08/15

藤月はな(灯れ松明の火)

92
北欧の作品は小説であれ、映画であれ、胸にズゥンと沈み込んでいく物が多いと思う。そしてこの本には、どうしても自分の家庭事情を重ね合わせてしまい、辛い読書となりました。正直に言うと父がラハヤとよく、似ているのでラハヤのパートを読むと、人と接する時の不器用さ故の戸惑いで遣る瀬無くなりつつも、「もっと他に方法はあっただろう」と苛立つ事もありました。だからこそ、マーリットがラハヤに向けた「あの人のそばにいたらみんなして死んじゃうわよ。誰も耐えられない!」は「家から出て行って」と父に思った事を思い出し、混乱した。2016/11/24

Willie the Wildcat

76
自己を確立する要素の数々。家族や友人などの人間関係、学校、仕事、宗教などなど。良くも悪くも各種指標・基準を設けることで、日々垣間見る凹凸。個性と見るか、それとも乖離と見るかも、個々の自己の一面。カーリナが最後の件で手紙を燃やしたのは、100年に渡る苦悩の連鎖を断ち切るため。夏小屋の目的を問うオンニの姿が、どうにも印象的。表題を考えてみる。道は「心」であり、交差点は「家(族)」という感。読後、冒頭のラハヤの件を、今一度目を通したくなる。「心は通じてるよ!」と、伝えてあげたい。2020/02/21

キムチ27

71
日本人がフィンランドについて感じるもの~余りにもステレオタイプ的(森と湖に囲まれた神秘の世界)だが第二次大戦下、ソ連を挟んで行った過酷な仕打ちを初めて知った。標題通り、4人の男女が人生のクロスロードで繰り広げる愛憎、絵模様を綴っている。読み始め感じた数倍も素晴らしいテイストの読後だった。決して軽快なそれではなく。19世紀末から20世紀末にかけて、第二次大戦という過酷な現実を乗り越え彼 彼女がどう生きたか。マリア・オンニ、特にラハヤの性格の謎が氷解したくだりは唸った。建築物に過ぎない家が持つ牢獄的意味も。2018/01/19

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