世界のすごいお葬式

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世界のすごいお葬式

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  • サイズ 46判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105070915
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0098

出版社内容情報

葬送のファスト化は当たり前?だから見てきました! インドネシア、メキシコ、スペイン、ボリビア、日米──本気で死を悼む人々を。

内容説明

かつて自宅で家族の手で葬られた死者は、今やビジネスとして画一的に扱われる存在になった。それならばと、葬儀会社を営む著者は旅に出る。インドネシア、メキシコ、ボリビア、スペイン、アメリカ、日本―そこで出会ったのは、住民参加の野外火葬、秘境でのミイラとの暮らし、テクノロジーを駆使する納骨堂…風変わりだが本気で死を悼む優しい弔いの形でした。風変わりで「本気」な8つの話。

目次

アメリカ・コロラド州クレストン―住民参加の野外火葬
インドネシア・南スラウェシ―トラジャ族、秘境の水牛とミイラ
メキシコ・ミチョアカン―ガイコツと花の祝祭の陰に
アメリカ・ノースカロライナ州カロウィー―死体で肥料を作る研究
スペイン・バルセロナ―地中海の陽光あふれる葬儀社
日本・東京―高齢化と仏教とテクノロジー
ボリビア・ラパス―頭蓋骨が取り持つ信者と神のあいだ
アメリカ・カリフォルニア州ジョシュアツリー―理想の死に方、葬られ方

著者等紹介

ドーティ,ケイトリン[ドーティ,ケイトリン] [Doughty,Caitlin]
1984年米ハワイ州オアフ島生まれ。ロサンゼルス在住。シカゴ大学で中世史を学び、卒業後、サンフランシスコの葬儀社に就職した。サイプレス・カレッジ葬儀学校にて「葬儀ディレクター」の資格を取得し、複数の葬儀社を経た後、土葬、火葬、直葬、自然葬など多様な、故人や遺族の希望に沿った葬儀を実現する葬儀会社「アンダーテイキングLA」を2015年に設立した

池田真紀子[イケダマキコ]
1966年東京生まれ。上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かおり

33
日本では当たり前でも、国によって差はあるだろうな···ぐらいに思っていたら、まぁいろいろあるのね!!( ; ロ)゚ ゚いろいろあるだろうけど、自分が死んだら残された人で好きなようにしてもらっていい(私のために~とか考えずに、お金もかけずに😌)、自分が送る側だったら···やっぱり地域の慣わし通りにお葬式するかな。2019/09/30

信兵衛

29
すべては死者を悼む方法に関する考え方の違い、文化の違いと言えますが、それにしてもなぁ・・・・。2019/04/02

myc0

28
世界一の火葬国・日本。あまりにも自分の中の常識になりすぎて、こんなにも火葬以外の弔い方があるのだと驚いた。死体と何日も過ごしたり、掘り起こしたり、その肉を食べたり、凡そ信じられないけれど、世界からみたら、日本の箸による拾骨も異様なんだとか。尊厳ある死とは何か。近代的でない、洗練されてないと、土俗的な風習を禁じる以前に、なぜ近代的である必要があるのか。答えは何も出ない。自分がどうして欲しいという希望も特にない。でも、「死」への疑問を持つことはきっと大切なんだと思う。私は、どう送り、どう送られたいんだろう。2019/06/17

tom

20
日本の火葬で最後に行われる「骨上げ」、これを気味悪いと思う外国人がいる。「骨上げ」というもの、かなり独特の習慣なのだ。頭蓋骨をお守りにする文化、鳥葬ができなくなってしまった(ハゲワシがいなくなった)のに、形態だけを維持しようとする文化、エンバーミングをするのが当然と考え、そのために多額の費用を支払う文化もある。風習、習慣というもの、捉え方多々ありと実感する。著者は、死者と生き残った人とのリンクを大切にしようとする人。私には、どうでもいいことだけど、こういう考えを持つ人いるのだなと思いながら読了。2023/04/20

びっぐすとん

16
図書館本。新聞書評見て。アメリカで葬儀業界にいる著者が世界中で調べた各国のお葬式事情。アメリカ人の本によくあるボケたコメントの挿入はドン引きだが、エンバーミングから死体の肥料化まで、日本人には迷走しているように見えるアメリカのお葬式を故人と遺族の為により良くしようという意欲は理解できた。日本も取材していたが、日本も違った意味で転換期だと思う。死を受け入れるための時間、方法は文化によって違う、私は母のお骨上げの時に「お母さんはこの世にいなくなったんだな」と実感した。ミイラにしてまで一緒にいたいとは思わない。2019/07/15

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