内容説明
昭和53年7月31日、蓮池家の次男薫氏は北朝鮮に拉致された。それから帰国までの四半世紀、家族はどれほどの苦しみに耐えてきたのか。二年間にわたり母親が息子への手紙の形で綴った日記と、切ない胸中を詠み続けた父親の短歌を収録。拉致という国家犯罪が生んだ悲劇を、最も鮮明に物語る書。
目次
薫へ―届かなかった手紙(蓮池ハツイ)
再会を信じて
慟哭の歌―薫ちゃんやぁー(蓮池秀量)
著者等紹介
蓮池秀量[ハスイケヒデカズ]
昭和2年、新潟県柏崎市生まれ。昭和63年まで同県立柏崎養護学校などで教鞭をとる
蓮池ハツイ[ハスイケハツイ]
昭和7年、新潟県柏崎市生まれ。平成4年まで柏崎市役所に勤務
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