内容説明
アフガニスタン、カシミール、パレスチナ―、そしてイラクへ!その背景にあるのは、「資源争奪戦」「麻薬」「武器輸出」「軍事産業」「情報機関の秘密工作」―。
目次
序章 九・一一後の国際情勢をどう読むか―「対テロ戦争」という「両刃の剣」
第1章 中東和平完全崩壊の衝撃―パレスチナ紛争の泥沼化は何をもたらすのか
第2章 アフガニスタン和平に見え隠れするアメリカの陰謀―オサマ・ビンラディンはなぜ捕まらないのか
第3章 暴走するパキスタンのイスラム過激派―現実味をます印パ核戦争の危機
第4章 中央アジアのサダム・フセイン―独裁政権に荷担するアメリカの中央アジア戦略
第5章 カスピ海沿岸資源争奪戦の行方―民族・宗教を越えて進む合従連衡
第6章 「アメリカの敵」イラン、イラクの命運―米強硬戦略が中東・イスラム社会にもたらす混乱
第7章 増殖するビンラディンの子供たち―世界中に広がるテロの芽
第8章 いまそこにあり続ける危機―迫り来る核兵器テロの脅威
著者等紹介
宮田律[ミヤタオサム]
1955年山梨県生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院歴史学科修士課程修了。現在、静岡県立大学助教授。専攻は、イスラム地域研究、国際関係論
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