出版社内容情報
滋養満点で、とろけるほど旨く、どこか懐かしい。築地の粗料理専門店に魅せられた人々を描く、涙腺ならぬ「唾液腺崩壊」の人情小説。とろけるほど旨い粗(あら)料理と、古き良き築地の面影。これは、まさに《読む酒肴》! 築地の有名マグロ解体人だった五郎が満を持して開店したのは、日本唯一の粗料理専門店。鰤大根、烏賊の腸煮、鱶鰭の姿煮……四十年の魚河岸人生で磨かれた名物料理の数々は、訪れる人々の舌を“残すとこなく”口福で満たしていく。粗の魅力に取りつかれた著者が渾身の愛を込めて綴る、涙腺ならぬ「唾液腺崩壊」の人情小説。
小泉 武夫[コイズミ タケオ]
著・文・その他
内容説明
滋養満点で、とろけるほど旨く、どこか懐かしい―粗。それは、魚の最もおいしい部分である。築地の有名マグロ解体人だった五郎が満を持して開店したのは、日本唯一の粗料理専門店。鰤大根、烏賊の腸煮、鱶鰭の姿煮、皮剥の肝和え、真子鰈の縁側、鮪の中落ち、煮凝ぶっかけ丼…四十年の魚河岸人生で磨かれた名物料理の数々は、人々の舌を“残すとこなく”口福で満たしていく。粗大好きな著者が渾身の愛を込めて綴る、涙腺ならぬ「唾液腺崩壊」の人情小説!
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
1943年福島県の酒造家に生まれる。東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は発酵学、醸造学、食文化論。特定非営利活動法人発酵文化推進機構理事長。現在、鹿児島大学、琉球大学、別府大学、広島大学大学院、石川県立大学、福島大学の客員教授を務めるかたわら、全国地産地消推進協議会会長(農水省)など、各地の農政アドバイザーとして食に関わるさまざまな活動を展開し、和食の魅力を広く伝えている。また辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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