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出版社内容情報
向き合った死体3000。身体を通し人間を観察する解剖学者が中欧を歩く。骨、墓、棺……埋葬から見えるミステリー・ワールド!
骨、墓、棺……埋葬から見えてくる、ヨーロッパの“裏側”に注目せよ。向き合った死体、3000。身体を通して人間を観察し続ける解剖学者が、中欧を歩く。世界遺産の骸骨堂、ハプスブルク家の霊廟、ユダヤ人墓地、カトリック聖地、心臓信仰、黒聖母様、意匠を凝らした墓の数々……無言の死者が伝えるのは、科学をもたらした理性と身体古層の、矛盾か融合か。写真満載のヨーロッパ異聞がここに。
内容説明
向き合った死体、3000。人体を長年観察してきた解剖学者が歩く―埋葬に見るヨーロッパの“裏側”。
目次
第1章 ハプスブルク家の心臓埋葬―ヨーロッパの長い歴史は、無数の死者と共にある
第2章 心臓信仰―日本人には見えない、ヨーロッパの古層
第3章 ヨーロッパの骸骨―チェコ、4万体の人骨で装飾された納骨堂
第4章 内なるユダヤ人―埋葬儀礼はヒト特有のもの
第5章 ウィーンと治療ニヒリズム―脳化社会と身体の喪失、その問題の萌芽を探す
第6章 自己と社会と―身体と表裏一体に存在する、意識と脳についての考察
第7章 墓場めぐり―死を受け入れた身体の扱われ方に表象する死生観
第8章 お墓が中心―名もない死体が目の前に流れ着いたとき、あなたは
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年より同大学名誉教授。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞受賞)など。「身体の喪失」から来る社会の変化について生涯をかけて探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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