水―本の小説

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  • サイズ 46判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104066162
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

本を愛する作家が、言葉と物語の発する光を掬いとり、その輝きを伝える7篇。懐かしくて新しい物語の言葉が、映像や詩や短歌、歌のことばに結び合わされて光を放ち、豊かに輝き出す。向田邦子、隆慶一郎、山川静夫、遠藤周作、小林信彦、橋本治、庄野潤三、岸田今日子、エラリー・クイーン、芥川龍之介――思いがけなく繋がっていく面白さ。本の達人ならではの探索と発見が胸を打つ〈本の私小説〉。

内容説明

本は、水と呼吸のような、生きるエネルギー。言葉と物語からあふれる力を掬いとり、その輝きを伝える―謎解きの達人、7篇の小説集。

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年埼玉県生まれ。早稲田大学ではミステリクラブに所属。89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。小説に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。2016年日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

209
北村 薫は、新作中心に読んでいる作家です。 タイトルから水に纏わる短編小説集かと思いきや、過去の作家に関する文学エッセイでした。著者の文学に対する造詣は感じられるものの、少し退屈でした。猫はあまり登場しませんが、猫の挿画は味わいがあります。 https://www.shinchosha.co.jp/book/406616/2022/12/28

紅はこべ

134
Eテレの「読書の森へ本の道しるべ」で鹿島茂先生が徳田秋声の『仮想人物』を挙げておられたが、北村さんも秋声の一推しが同作。尊敬するお二人が推挙される作品なら、読まなくては。徳田秋声は『あらくれ』を題名を知っているだけで未読。自然主義文学って食わず嫌いで未着手。藤村も花袋も未読。図書館にあるかな。2023/01/26

Willie the Wildcat

64
関係、関連、結合、所属、連続など、意外性が齎す繋ぎ。この意外性が、起句⇒承句⇒転句⇒結句の流れに、”旨味”を醸し出す。特に印象的なのが、言葉の綾を楽しむ「”クモ”と風呂」。印象の強制が補助線に甘える体質となり、感性が鈍る。創造・想像の欠落の警鐘。頭に浮かんだのが、お気に入りの一冊である『道程』。亡き父から無言で手渡され、年齢を重ねて異なる読後感を味わう。次に、日本語の”調子”を問う「犀川と魚眠洞」。私の場合、古文書を重ねた。その当時の空気を感じる楽しさ也。2023/12/16

tamami

58
新潮社のPR誌『波』に連載されたもの。著者は、本、と言ってもほぼ小説を中心に、近代文学作品とその周辺に焦点を当て、居合わせた担当者や著者手持ちの古書を肴にしながら、想像の翼を広げていく。内容的にはかなりマニアック(?)な話題が多く、私的にはその話なら判る、と言うレベルのものは少なかった。一方で、映像や音楽に関する話題も多く、著者の趣味の広さ、深さを窺い知ることができる。最近は「本や文学作品」に関わる本を読んでは、当該作品を眺めることが良くあり、その意味では近代文学ふり返りの道具立てとして大いに役に立った。2023/03/29

ぽてち

37
タイトルには「小説」とあるが、以前に読んだ『雪月花: 謎解き私小説』と同様、小説とはいえない。私小説というのも苦しくて、エッセイのほうがしっくりくる。もちろん、本書に書かれていることのすべてが虚構だったらすごいが……。北村さんの日常に起きた小さなことを起点に、あたかも水が流れるように様々なことを思索していく過程を描いた作品だ。それは本の話に限らず、落語や歌舞伎にまで及ぶ。いつものことだが、その豊富な知識とそれを引き出す能力に圧倒された。2023/01/02

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