新潮文庫 米朝開戦〈４〉

グリーニー，マーク【著】〈Ｇｒｅａｎｅｙ，Ｍａｒｋ〉/田村 源二【訳】

新潮社（2016/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 281p／高さ 16cm
• 商品コード 9784102472644
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

ジャック・ライアン大統領が乗った車列が爆破された！　米情報機関の捜査線上に浮かんだのは、北朝鮮対外諜報機関だったが……。

メキシコに到着したジャック・ライアン大統領。彼を乗せた大型リムジンの車列が、建設中の駐車場ビルにさしかかった瞬間、耳をつんざく凄まじい爆発音が轟き、濃い灰色の煙が、すべてを包み込んだ――。一方、アメリカの情報機関は北朝鮮のある重要人物が、中国への亡命を望んでいることを知る。潜入していたＣＩＡ工作員が、その人物と接触するが。国際インテリジェンス巨編、完結！

内容説明

メキシコに到着したジャック・ライアン大統領。彼を乗せた大型リムジンの車列が、建設中の駐車場ビルにさしかかった瞬間、耳をつんざく凄まじい爆発音が轟き、濃い灰色の煙が、全てを包み込んだ―。折しも、アメリカの情報機関は北朝鮮のある重要人物が、中国への亡命を望んでいることを知る。潜入していたＣＩＡ工作員が、その人物と接触するが。国際インテリジェンス巨編、完結！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

全四巻、１，１００Ｐ強、完読しました！最期は呆気ないところもありましたが、お約束の大団円です。トム・クランシー亡き後も安定のジャック・ライアンシリーズでした。未翻訳のシリーズも２作品あり、まだまだ続きそうです。万が一、ドナルド・トランプがアメリカ大統領になったらマーク・グリーニーはどんな物語を書くのでしょうか？中国がゴルゴ１３を雇って大統領を暗殺したりして（笑）

2016/05/19

[ねりわさび]

作品である以前に商品だから派手なタイトルで新規読者を掴もうとした意気込みはわかるのですが、工作員同士のオーソドックスなアクション小説を戦争ものに仕立てようとするのは無理がある気がします。長編タクティカルアクション小説としては大変面白かったのでライアンシリーズがお好きならお勧めします。

2020/12/12

[Hitoshi Mita]

手に汗握るとはこの事ですね！まるでジェットコースタームービーを見てるようでした！ミッションインポシブルです。冒頭からライアン大統領の暗殺劇からの脱出！すごかった〜！そして北朝鮮に潜入していたヤオが無茶振りなミッションを受けてしまうところから脱出劇は一気読みですよ〜！同時並行しながら物語が進んでいくのがまたたまらんwしかしこの物語に出てくる北朝鮮の書記長はまさに金正恩そのものって感じがしますね。自分の気に入らない者は処刑したり更迭したりと。人民を恐怖政治でしばって統治していく独裁者。なんとかならんものか。

2016/04/07

[Panzer Leader]

最終巻に入ると怒涛のアクションシーンの連続なれど、ライアン大統領は勝つって分かっているからあまりドキドキせず。ラストも予想通り小説ならではの平和的な幕引き。米朝首脳が幼稚な挑発を繰り返す現状で、実際には一体どうなるのかと考えてしまう。

2017/12/14

[Yunemo]

怒涛の展開に身が震え、けっして大げさじゃなく！大活劇の様相に惹きこまれます。それにしても、サムの死、いつ自分の番になるのか、ジャックの胸中が推し量られます(本人はそうでなくとも)。シニアの中国行き、そこでの交渉にまた驚き。北朝鮮の本作品での描写と現実が妙にリアル過ぎて。この5月36年振りの朝鮮労働大会を開催。党委員長となり、「核戦力の実用化」を掲げる。まさにシナリオ通り。2代にわたるジャック・ライアンの生き様を、インテリジェンスというより活劇として、胸躍らせながら味わい尽くしたいという、妙な欲望が気持に。

2016/05/12