内容説明
狷介で孤独な老富豪トロイ・フェランが投身自殺した。莫大な財産、強欲な３人の元妻とその子供たち、そして悪意に満ちたトリックを仕掛けた遺言状を残して。総額１１０億ドルもの遺産の、真の相続人に指名された“宣教師レイチェル”とは何者か―。亡きフェランの顧問弁護士スタフォードの依頼を受けたネイト・オライリーは、レイチェルの行方を求めて単身ブラジルの大湿原へと向かう。
著者等紹介
グリシャム，ジョン［グリシャム，ジョン］［Ｇｒｉｓｈａｍ，Ｊｏｈｎ］
１９５５年生れ。ミシシッピ州立大学、ミシシッピ大学ロースクールを卒業。’８１年から’９１年まで弁護士をつとめ、’８４年から’９０年まではミシシッピ州の下院議員を兼務した
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感想・レビュー
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nakanaka
57
大富豪のトロイ・フェランの投身自殺により前妻やその子供たちが莫大な遺産に群がろうとする。しかし彼が相続人に選んだのは正妻ではない女性との間にもうけた宣教師を生業とする娘だった。しかも彼女が布教活動しているのはアマゾンの奥深く。アル中弁護士・ネイトの相続人探しの冒険と遺産相続に振り回される遺族の両者が交互に描かれていく。ブラジルのアマゾンという舞台や、現地の人々の歴史なども知れて面白い展開だと思います。下巻が楽しみです。2023/06/29
1125monta
1
遺族側の弁護士の描写がすばらしい。 この本を読むとアメリカの弁護士は報酬が すべてで結果は二の次であることがよくわかる。本の内容は法廷関係のパートと人探しのパートで構成されているが、人探しの場面は若干ながくもっとテンポアップして欲しかった。 2014/12/29
K.T
0
後半に続く。今の所もう１つ。2014/06/23
かずろう
0
この人の本は何故か好きだ。いつも引き込まれる感じがする。今回も南米の奥地に行った気持ちになった。2015/02/01
ジョン
0
とりあえず半分。いつもの法廷だけでなく、屋外も舞台。これが平行して進むからなれるまで時間がかかった。対局と思える場所で、時間、金、命の比較。果たして、価値に違いはあるのか。下巻が楽しみ。2015/03/11
