新潮文庫<br> 悪魔はいつもそこに

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悪魔はいつもそこに

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102402917
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

戦後まもないオハイオ州南部の田舎町。病弱な母親の死後、父親も喉をかき切り後追い自殺し、祖母に引き取られたアーヴィンは、義妹レノラとともに育つ。狂信的だった亡父にまつわるトラウマを抱えながら家族を守ろうと懸命にもがく彼の運命は、欲望にまみれた牧師、殺人鬼夫婦、悪徳保安官らの思惑と絡み合い、暴力の連鎖へと引きずり込まれていく――。狂信と暴力をまとった、慟哭の黙示録。

内容説明

戦後まもないオハイオ州南部の田舎町。病弱な母親の死後、父親も喉をかき切り後追い自殺し、祖母に引き取られたアーヴィンは、義妹レノラとともに育つ。狂信的だった亡父にまつわるトラウマを抱えながら家族を守ろうと懸命にもがく彼の運命は、欲望にまみれた牧師、殺人鬼夫婦、悪徳保安官らの思惑と絡み合い、暴力の連鎖へと引きずり込まれていく―。狂信と暴力をまとった、慟哭の黙示録。

著者等紹介

ポロック,ドナルド・レイ[ポロック,ドナルドレイ] [Pollock,Donald Ray]
1954年生れ。オハイオ州ノッケムスティッフで育った経験をもとに、2008年に短篇小説集Knockemstiffを出版して作家デビュー。同作で’09年PEN/ロドート・W・ビンガム賞を受賞。’11年に出版された初長篇小説である『悪魔はいつもそこに』が批評家から絶賛され、Netflixオリジナルで映画化された

熊谷千寿[クマガイチトシ]
1968年宮城県生れ。東京外国語大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

54
戦後すぐの米国中部。「ヒルベリー・エレジー」の地域の愚かで身勝手で暴力的な人間たちの業を描くノアール。どうしようもない運命に抗うのに狂信するしかなった父の気持ちがわかってしまう主人公に幸あらんことを。ネトフリで映画化されているそうで観てみたいものだ。久しぶりに強烈な作品に驚き呆れた。まだまだこういう作品があるのだと。おすすめ。2023/07/03

巨峰

50
全編に漂う異様なほどの死臭。それは人のものかどうかもわからないが。。。あたまからいかれていくような強烈な物語は、アメリカからしか生まれないと思う。 ヘミングウェイの真裏でありながら、真横のような気がする。読む人は選ぶが、選ばれた人には忘れられない作品となるのではなかろうか。タイトルは中身に全く負けてない。2024/03/09

Shun

36
海外名作発掘シリーズ新刊。”狂信と暴力の文学”に偽りなしのノワール小説。ネットフリックスで映画も鑑賞できるそうですが、本作の狂気的な場面と暴力描写を想像すると少し躊躇してしまいます。アメリカの実在する田舎町を舞台として戦後まもなくの僻地ならではの人々の暮らしぶりが見え、ここはこの世の果てかと思うほどの絶望感が漂ってくる。そしてこの土地と住民を悪し様に容赦なく描いている著者はなんとここの生まれだそうで恐れ入る。病で衰弱する母と悪魔的な祈祷に救いを求めた父を見て育った少年アーヴィン。彼の成長と旅立ちに幸あれ。2023/05/23

stobe1904

35
【ノワール全開のクライムノベル】母親を病気で亡くし、父親も後追い自殺して、残されたアーヴィンは、祖母のもとで義妹のレノラと1960年代のオハイオ州で育つ。狂信的に妻の看護をしていた父親の姿にトラウマを抱えるアーヴィンは自身も白人貧困層で育つなか、暴力の連鎖に取り込まれていく…。悪行を重ねる牧師、腐敗した保安官、シリアルキラー夫婦の暴力と悪行を淡々とした筆致で描くスタイルがかえって凄みを感じる。万人向けではないと思うが、破壊的で強烈なインパクトを与える作品だと思う。★★★★★2023/07/11

hikarunoir

16
正に表題通りの内容。法も宗教も全ては隠れ蓑に過ぎない。後ろ盾なき者は法もモラルも超え反撃あるのみ。田舎の閉鎖を持ちつつ因業な普遍性に満ちる。2024/02/14

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