• ポイントキャンペーン

新潮文庫
イスラエル秘密外交―モサドを率いた男の告白

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 520p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102200667
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0198

出版社内容情報

世界最強のスパイ組織モサドを代表する人物による回想録。中東世界を裏側から動かしてきた男が語るインテリジェンスの精髄とは。ときに外務省に先んじて他国と交渉し、ときに敵国要人の暗殺さえいとわぬ世界最強の諜報組織モサド。その中枢で28年間にわたりスパイ活動に従事し、長官にまで登りつめた著者が綴る衝撃の回想録。中東の裏面史を知り尽くした冷徹な目で何を見たのか――。中東戦争と湾岸戦争、イラク戦争をくぐり抜けてきた男が語る、9・11以後の世界を生き抜くためのインテリジェンスとは。

エフライム・ハレヴィ[エフライム ハレヴィ]

河野 純治[コウノ ジュンジ]

内容説明

ときに外務省に先んじて他国と交渉し、敵国要人の暗殺さえいとわぬ世界最強の諜報組織モサド。その中枢で28年間にわたりスパイ活動に従事し、長官にまで登りつめた著者による衝撃の回想録。中東の裏面史を知り尽くした冷徹な目で何を見たのか。中東戦争、湾岸戦争、イラク戦争をくぐり抜けてきた男が語るインテリジェンスとは。

目次

闇の外へ
イラン・イラク戦争の終結
戦争への秒読み
湾岸戦争の足跡、その光と影
中東紛争に対する国際的関心
プロフェッショナル・レベル―平和維持の第三の要素
イスラエル・ヨルダン和平条約
和平条約締結までの三か月
さまざまな指導者と国の思い出
時代の変化と優先事項の変化
メシャル事件
新長官の最優先事項
傲慢、尊大、自信過剰
新時代の到来―国家間の仲介役としての諜報員
情報の政治的操作
シャロンの功績
責任を負うことと責めを負うこと
現在の新たな視点
外交―可能なことを実行する技術

著者等紹介

ハレヴィ,エフライム[ハレヴィ,エフライム] [Halevy,Efraim]
1934年イギリス生れ。エルサレムのヘブライ大学で法学修士号を取得したのち、’61年にモサド入局。’95年イスラエルのEU駐在大使。’98年モサド長官に就任、以後4年半にわたりイスラエルの諜報・外交活動の最前線に立つ。現在はヘブライ大学戦略政策研究センター所長

河野純治[コウノジュンジ]
1962年生れ。明治大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

76
2016年827冊め。昨日読んだ著者の告白本がおもしろかったので他のも読んでみようと手に取った。が、同じ本の文庫化による改題作品だったらしい。単行本がH19年刊とほぼ10年前なので、最近の情勢を鑑みての書下ろしもある。読み飛ばさずに地図や補足を調べながらしっかり読んだ。サイバー技術を用いてのインテリジェンスとか、今後世の中どうなっていくのだろう。2016/10/10

Shoko

21
「イスラエルは新型コロナのワクチン接種率25%と世界で1番早く、その入手にはモサドの力があった」とラジオで聞いたことから、興味が出てこの本を手に取った。モサドとはイスラエル諜報特務庁のこと。諜報工作、暗殺なんて映画の中の話みたいだけど、世界では実際に行われていることなのだと改めて知る。元モサド長官である著者が本書で語る内容は、具体的に何をしたということは書いていない。まぁ書けないでしょうけど。中東の情勢が気になると同時に、テロが世界各地に広がっている昨今、著者が警鐘を鳴らす第三次世界大戦への危惧が高まる。2021/02/21

スプリント

8
ところどころ自己礼賛な記述が目につきますが、中東とイスラエルの緊張した関係がよくわかりました。ヨルダンの国王とアラファトさんが印象に残りました。2018/05/31

Nobuyuki Tsuji

5
淡々と書かれている中に深い内容がある。ただ、流石に秘密の内容が多く、かなりわかりにくくもある。まあ事実とはそういうものだろう。2017/04/09

juunty

2
回想録と思いきや、歴史分析満載の内容。イスラエル視点からのアラブ諸国を理解するには最適の一冊であろう。アメリカのイラク戦争は記憶に新しいものの、日本では「アメリカが空爆しました」「アラブ某国からミサイルが発射されました」程度の報道しか得られなかったが、戦争に至る経緯までもが詳細に記されており、理解が段違いに進んだ。イスラエル・パレスチナ問題も単純な民族紛争ではなく、各国の思惑が強く関係している。そしてイラクのサダム・フセインは、他のアラブ諸国を無視した独裁者ではなくて、アラブから支持された代表者だった。2021/08/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11087814
  • ご注意事項