内容説明
古代、摂津の難波(現在の大阪市)に宮殿があった―日本最古の歴史書に名をあげられながら、それは、たんなる言い伝えとしかうけとめられていなかった。そのため、難波宮はまさにまぼろしの宮であった。二枚の瓦の出土がてがかりになって、1200年の間、土中深くねむっていた古代都市、難波宮の所在が明らかになった…。このまぼろしの難波宮の発掘に成功したのが、山根徳太郎である。歴史がぐんぐんおもしろくなる感動の物語!
目次
女学校の新米先生
あみだ池のふしぎな話
古代の瓦が二枚
りっぱな協力者たち
感動の出土品“鴟尾!”
なぞにつつまれる上町台地
徳太郎の地図
発掘はじまる
すばらしい発見
やはり難波宮が
発見された古代の火事あと
大極殿跡見つかる
難波宮は永遠に