新潮文庫
ドリームキャッチャー〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102193297
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

エイリアンとともに出現した寄生生物は、人体にとり憑き、内臓を食い荒らして凶暴化していった。さらに驚異的に繁殖する黴状の生物。いち早くエイリアン侵略の情報をつかんだ軍は、司令官カーツの指揮の下に森林一帯を隔離し、住民もろとも侵略者を殲滅する作戦を強行する。その頃、ジョーンジーの身体を乗っ取ったエイリアンは、ある計画に自らの生き残りを賭けようとしていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

93
なんと、軍はというか、司令官が異星の物に感染した動物や人間を排除しようとする。 まあ、そうなるかなって感じだけど、異性人に肉体を支配されている主人公の一人が、それと抵抗するところは、この作家の本領発揮ですかね。 読み応えが有ります。 このあたりから、逃走劇って展開になります。 それにしても、こういう展開になるとは…。 ここで、過去に関わる人物が登場。主人公との関係がなんとなく解ってきて、それがどうなるのか? いったい、どこに落ち着くのか?2020/04/06

カムイ

47
宇宙人に乗っ取られたジョンジーとの鬩ぎ合いは滑稽さがある、人間の概念が解らず必死にインプットする様はジョークである。ストーリーは地球の存亡を左右するジョンジーだが、そこに軍との衝突、阿鼻叫喚の殺戮になるし、シリアスなのかはたまた放屁連発の硫黄が臭い立つ🤣グレイマンなる宇宙人より軍の指揮官の方が狂気を感じざる負えないなぁ。次で最終巻になるがジョンジーは助かるのか、助かればいいと思うがキングは彼をどうするのか?人間って未知なるものに接触したら冷静さをなくすることあるよなぁとコロナの時もアホみたく騒いでいた→2023/07/01

志田健治

20
カーツが憎たらしいですね。どうしたらこんなに性格ひねくれるのか、そしてこんな奴に絶対服従する精鋭部隊の存在が解せぬです。仲良し四人組の物語が減っていくのは仕方ないですが、回想シーンが来る度にその寂しさを解消してくれます。なんていうか、キング作品は過去は単なる過去ではなく、時空を超えて現在とリンクしているかのような、時の概念を別の視点から捉えているような気がします。だからビーヴァーやピートは今も生き生きと描かれるのかな。オーウェンいいやつ!ヘンリーとのバディも上々。そしてミスターグレイが意外とカワイイ!?2017/07/12

チョッピー

18
3巻は起承転結で言う所の「転」の章になり、三つ巴の追いつ追われつのサスペンスがキング流の押しに押す文章でグイグイと展開して行きます。ようやく物語が軌道に載った感もあり、最重要人物たるダディッツもここで物語の中心の一人として過去から現在に登場となっています。それぞれの立場からの話それぞれにボケとツッコミが存在しているという、少し滑稽な部分も含みつつ、サスペンスは高まる一方という、相変わらずの強引なキング節が冴える物語もいよいよ大詰めへ。4巻へ続きます。2014/09/25

richiy

16
「IT」のデリーの給水塔とかが出てきて面白かったです。2015/07/06

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