出版社内容情報
景観生態学の教科書。「理論と手法」,「構造と機能」,「地域社会への展開」で構成され,「景観生態学の考え方事典」としても有用。
内容説明
「景観生態学」とは、複数の生態系の相互作用系として存在している「景観」の構造と機能を様々なスケールを用いて空間階層的に解明し、また、その形成・維持・変化の過程を人・社会との関係から読み解くことを通して、自然の過程や風土を活かした国土・地域計画に科学的根拠を与える学問分野である。
目次
第1部 景観生態学の理論と手法(景観生態学とは;景観生態学の歴史;景観生態学の理論 ほか)
第2部 景観の構造と機能(森林の景観生態;農村の景観生態;水辺の景観生態 ほか)
第3部 地域社会への展開(景観のプランニングとデザイン;景観管理と協働;景観生態学と地域づくり・地域再生 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝露
5
景観生態学の概観を掴むのにとても良い本だった。ひとつの景観に対して、生態学の側面から科学的にアプローチしていくという景観生態学は、学際的な学問としての横の広がりだけでなく奥行きもあり、とても面白いと感じた。中でも、都市生態学、自然環境政策、自然学習あたりは特に興味深かった。オムニバス形式の書籍なので、自分の関心がどこにあるかを探るのにも最適だった。2023/03/07
takahiroyama3
0
place-based research、沼田真、景観生態学の初出、生態的モザイク、景観の不均一性、IALE、リモートセンシング、歴史的想像力、パッチ/コリドー/マトリックス、SLOSS、入会地、α多様度、流域文化圏、エコロジカルプランニング/景観生態学、Human Ecological Planning2022/06/24
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