集英社新書<br> 戦争はどうすれば終わるか?―ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論

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戦争はどうすれば終わるか?―ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213041
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0231

出版社内容情報

憎悪か? 理性か?
停戦の困難さから考える日本の国防政策。
21世紀の戦争論!

◆内容説明◆
ロシア・ウクライナ戦争は泥沼化し、戦死者の数はふくれあがっている。
戦闘の終わる気配が見えない中、中東ではイスラエルとパレスチナのハマスの間で新たな紛争が起きてしまった。
いずれも歴史的な経緯と国民感情もあり停戦は困難、かつ終戦は遠い状況だ。
そして欧米のウクライナ支援の延長で、「テロとの戦い」と称しガザで民族浄化を行うイスラエル支持に日本はまわっていいのか?
軍事と紛争調停のリアルを知る専門家がふたつの戦争の背景や戦史をひもときつつ、停戦の困難さと可能性を多角的に分析。
そして導き出された教訓をもとに、「非戦」という理念にもとづいた日本の安全保障のあるべきスタンスを提示する。

◆主な内容◆
第1章 ウクライナ戦争の終わらせ方を考える
・戦争はどういう時に終わるのか
・戦争の歴史から見た停戦と専守防衛
・戦争は情報の相互作用である
・即時停戦の必要性と実現可能性
第2章 討論 戦争を理解できなければ停戦もイメージできない
第3章 ガザの戦争・人道危機を考える
・戦争の結果という視点から考える
・まだ「名称」が付けられない「ガザ紛争」
・厄介な戦争
・誰がどんな形で停戦をリードできるか
第4章 戦争を終わらせた後の世界に向けて
・分断と戦い停戦を追い求める
・システム論から見える停戦の難しさ
・「三十年戦争」から見る戦争のやめ方
・なぜ「非戦」にこだわるのか

◆著者略歴◆
柳澤協二(やなぎさわ きょうじ)
1946年生。元内閣官房副長官補・防衛研究所長。国際地政学研究所理事長。自衛隊を活かす会代表。
伊勢崎賢治(いせざき けんじ)
1957年生。東京外国語大学名誉教授。PKO幹部として紛争各地で武装解除を指揮。
加藤 朗(かとう あきら)
1951年生。国際政治学者。防衛庁防衛研究所を経、桜美林大学教授及び国際学研究所所長を歴任。現福島原発行動隊理事。
林 吉永(はやし よしなが)
1942年生。国際地政学研究所理事・事務局長。元空将補。第七航空団司令、元防衛研究所戦史部長。

内容説明

ロシア・ウクライナ戦争は泥沼化し、戦死者の数はふくれあがっている。戦闘の終わる気配が見えない中、中東ではイスラエルとパレスチナのハマスの間で新たな紛争が起きてしまった。いずれも歴史的な経緯と国民感情もあり停戦は困難、かつ終戦は遠い状況だ。そして欧米のウクライナ支援の延長で、「テロとの戦い」と称しガザで民族浄化を行うイスラエル支持に日本はまわっていいのか?軍事と紛争調停のリアルを知る専門家がふたつの戦争の背景や戦史をひもときつつ、停戦の困難さと可能性を多角的に分析。そして導き出された教訓をもとに、「非戦」という理念にもとづいた日本の安全保障のあるべきスタンスを提示する。

目次

第1章 ウクライナ戦争の終わらせ方を考える(柳澤協二氏の第一発言―戦争はどういう時に終わるのか;林吉永氏の第一発言―戦争の歴史から見た停戦と専守防衛 ほか)
第2章 討論 戦争を理解できなければ停戦もイメージできない(冷戦時代の戦争要因と現代の戦争要因;現実空間と言説空間をめぐって ほか)
第3章 ガザの戦争・人道危機を考える(愚かな戦争―戦争の結果という視点から―柳澤協二;まだ「名称」が付けられない「ガザ紛争」―加藤朗 ほか)
第4章 戦争を終わらせた後の世界に向けて(分断と戦い停戦を追い求める―伊勢〓賢治;システム論から見える停戦の難しさ―加藤朗 ほか)

著者等紹介

柳澤協二[ヤナギサワキョウジ]
1946年生。元内閣官房副長官補・防衛庁防衛研究所長。国際地政学研究所理事長。自衛隊を活かす会代表

伊勢〓賢治[イセザキケンジ]
1957年生。東京外国語大学名誉教授。PKO幹部として紛争各地で武装解除を指揮

加藤朗[カトウアキラ]
1951年生。国際政治学者。防衛庁防衛研究所を経て、桜美林大学教授、国際学研究所所長を歴任。現福島原発行動隊理事

林吉永[ハヤシヨシナガ]
1942年生。国際地政学研究所理事・事務局長。元空将補・第七航空団司令。元防衛研究所戦史部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

28
ロシア・ウクライナ戦争、イスラエルとパレスチナのハマスの紛争も終わる気配が見えない中、2つの戦争の背景や戦史をひもときつつ、停戦の困難さと可能性を多角的に分析する1冊。戦争はどういう時に終わるのか、戦争の歴史から見た停戦と専守防衛、現実空間と言説空間の二面性、即時停戦の必要性と実現可能性、冷戦時代と現代の戦争要因、日本人が戦争をイメージできるようにするにはどうしたらいいのか。非戦実現のために何が必要なのかは見えてこなかったですが、一方の言い分を悪とするのではなく、落とし所を見つけていかないと難しいですね。2024/03/21

ののまる

5
国連韓国軍とか、そのほかのことも全然知らなかった(政治家も知らない)。確かに島国の日本は有事になると逃げるところがどこにもないのに、専守防衛とはつまり国民全員総力戦になり日本列島が戦場となり被害は甚大なのに、ましてや誰も戦争のこと知らないのに、そういうのを全く議論せずして護憲派も改憲派も堂々巡り。伊勢崎さんの実務からくる論が説得力ありすぎて、これ早急に政治に反映しろよな〜と焦る気持ち。感情論は置いといて、まずは停戦、そしてそのあとに戦争犯罪糾弾などはすること。戦争を終わらせるのはものすごく時間がかかる。2024/03/29

Go Extreme

1
ウクライナ戦争の終わらせ方:戦争の大義 クラウゼビッツ・今日の戦争論 停戦→終戦 停戦と専守防衛 現代戦の特徴・終戦の困難性 戦争≒情報の相互作用 現実空間と言説空間 即時停戦 感情の一時棚上げ 戦争を理解できなければ停戦もイメージできず:衛星時代と現代の戦争要因 軍人と政治家 非戦のための戦争準備 共通認識と言語で議論 ガザの戦争・人道危機:愚かな戦争 言説空間ではハマス勝利 厄介な戦争 非戦・避戦の時代精神 国際法・比例原則 戦争を終わらせた後の世界に向けて:分断と戦い停戦 システム論 戦争のやめ方2024/03/03

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