内容説明
死刑囚ジョン・コーフィは、少女殺しの犯人ではないかもしれない。それにコーフィには奇跡を起こす不思議な力がある―ドラクロアの鼠を生き返らせたのを目撃していた同僚の看守たちは、ポールの説明を信じた。そして脳腫瘍で死に瀕している刑務所長の妻を、コーフィに治療させるという計画を実行に移した。だが、その癒しの手が効力を表わした夜が、悪夢の始まりだったのだ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
77
【2021年色に繋がる本読書会】凶悪な殺人犯として死刑が確定しているコーフィーだが、彼は本当に人殺しなのか。看守たちの計らいでコーフィーはまたも奇跡を起こすが、いいことがあったあとそのままですまないのが、キングの作品。奇跡が大きければそれだけ、あとに起こる事件もとんでもないことなのだろうと、予測はつくのだが・・。2021/02/18
みや
44
凶悪な憎悪と狂気に塗れ、殺伐とした前巻とは雰囲気が一変した。作戦を立てて夜闇を旅する場面は冒険小説のようであり、未知の奇跡に心が温まるファンタジー要素もある。皆が協力して規則を破り、一つの物事を遂行していく様子は、青春小説のような熱いエネルギーを感じた。緊迫感溢れるスリルが最高に楽しい。前巻の段階ではこんな展開になると思っていなかったので、意外性の連続にページを捲る手を止められなかった。まだ残されている難題を彼らがどうやって解決し、コーフィの運命はどうなるのか。結末を早く知りたいが、終わってほしくない。2017/07/19
金吾
40
○更なる奇跡がおきます。コーフィの今回の行動が次にどのようにつながるのか、真犯人はわかるのだろうか、続きを早く知りたいです。2026/02/13
ゆのん
39
再読。五巻目はハラハラヒヤヒヤさせられた。いよいよメリンダの元へコーフィを連れていくわけだが・・。夜を楽しむ場面を読んでるとまるで子どもの様なコーフィを好きにならずにはいられない。時代的なものだとしてもきちんとした捜査もされずに黒人というだけで死刑囚となってしまったのではないか。最近このくらいの時代の南部の作品を読む事がたまたま多いのだが人種差別には本当に辟易させられる。コーフィがメリンダの元から去る時は涙が出た。善良な看守達がこの後どうするのか最終巻へ。2017/08/25
空猫
30
白人は文明人で、雑種の犬と黒人は突然何の理由もなく噛みついてくるものだ。「ズボンをおろしてよ!黒人はでか魔羅だってー」と言い放ったメリンダがコーフィの不思議な能力で「なあに、ジョン・コーフィ?」に。ブルータス、ディーンと3人の計画。長い、とても長い夜の結末は。最終巻へ。2018/08/18
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