新潮文庫<br> クォーレ

新潮文庫
クォーレ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 508p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102190111
  • NDC分類 973
  • Cコード C0197

内容説明

イタリアの少年エンリーコが毎日の学校生活を書いた日記と、あのジェノヴァの少年マルコが母親を捜して遠くアンデスの麓の町まで旅する『母をたずねて三千里』など、先生の毎月のお話九話。どれも勇敢な少年と、少年を見守る優しい大人たちとの心のふれあいを描く不滅の愛の物語です。どこの国でも、いつの時代でも変わらない親子の愛や家族の絆の強さを、読みやすい新訳でお届けします。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

52
ガッローネが好きだった…小学生の頃読んで以来久しぶり。今読むと教訓的な色彩が強くて時代を感じてしまう。それでも少年たちの友情や、親子の絆を描いたエピソードは瑞々しく胸を打つ。特に貧しさや不幸な出来事にもめげずに頑張る少年たちのエピソードがいい。孝行や奉仕の精神が強調された作風は当時の欧米の児童書とはどこか違う。むしろ戦前の日本の価値観に近い気がする。2021/12/04

Ribes triste

7
子供の頃にとても好きな本だったのですが、数十年振りに再読することができました。エンリーコ君の学校生活のお話なのですが、やっぱり感動して泣かされてしまいました。またきっと読みます。2017/05/03

朝霧

4
ぼろぼろになるくらい読んでる本。もう10年位。ガッローネが大好き。もちろん他の少年達も。初めの方は何度も泣きそうになりました。これからも大切にしたい本。2013/07/20

えるびん

2
クオーレというのはイタリア語で「心」という意味らしい。(1)少年エンリーコ自身の体験(2)今月のお話(3)家族のアドバイスの3つが書かれるという3層構造で,1年が描かれています。今月のお話の一つとしては「母を訪ねて3千里」も登場します。「ピノッキオの冒険」と並ぶイタリア児童文学の古典のようです。 (1)(3)で伝えようとしていることは正論なんだけれども,お話よりも伝えたいことが強く表れていて,ちょっと押しつけがましいというか,暑苦しいな,と感じてしまうこともありました。けれども,(2)は素直に読めました。2015/11/13

ぺしみち

1
再読終了。「ウサギ顔」が見てみたい。2017/12/14

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